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新年明けましておめでとうございます。
例年年末に発表しているハイエナズクラブ活動まとめ、今年は年を越してのリリースで失礼します。
2018年も設立当初の理念通り「キープ・オン・低空飛行」を旗印に、また2018年の活動スローガンである「馬鹿も休み休み言おう」とあわせて、どちらも今しがた私が考えたヤツではありますが、メンバー一同歯を食いしばって頑張って参りました。
イベントや同人誌のリリースもなく、対外的な活動という面ではここ数年の中では一番おとなしかった一年ではありましたが、本業であるD級記事へ注力できた事は、C級サイトながらも今年もインターネット界になんとか存在し続けられたことの証。B級読者の皆様、どうもありがとうございました！
というわけで記事を沢山頑張ったハイエナズクラブの2018年の活動を、注目記事と共に振り返ってみたいと思います！
ドストエフスキーの翻訳者たちは「プロの乞食」をどう訳したのか？（ケアムーラ）
路上観察的な視点がフィールドワーク以外のほかの色々な場所にも活用出来るというのは数年前から徐々に気づかれて来たことではありますが、海外作品の翻訳の違いを比較するというマニアックな場所に踏み込んだのはほかにも見たことがありません。
ベテラン刑事を思わせるケアムーラさんならではの粘り強い張り込み力で、世の中のまだスポットライトが当たっていない場所からお宝をサルベージされることに期待しております。
【実録】メルカリで売ってる「ヘンなもの」実際に買ってみたら……！【PR】
ハイエナズクラブにもとうとうPR記事の依頼がやってきました。しかも相手はメルカリ、黙っていてもハイエナズクラブが勝手にネタにしてもおかしくなかった所にわざわざお金を頂き記事を書かせて頂きまことにありがとうございます。
SNSや通販サイトなど、個人が沢山集まる場所には人と人の交流から文化が生まれ、さながら実際の街のような奥行きのある世界が広がっています。
ドストエフスキーの記事しかり、街に出ずして得られるこうした人間活動の生み出す面白さ、2019年はもっと色んなところで見られるかもしれません。
ハイエナズクラブ自由研究2018（ハイエナズクラブ編集部）
ハイエナズクラブ自由研究を今年も開催しました。今年は個人サイト自体を送っていただき評価するという新しい試み。もはや絶滅間近かとも思っていた個人サイト、個人ブログの数々にメンバー一同励まされました。
年々こぎれいになり、お金のにおいもキツくなってきたインターネット界、まだまだ個人サイトの延長上にある我々も皆様と一緒にこの世知辛いインターネット界を落ちているメシを拾いつつ生き延びていこうと決意を新たにしたものです。
中華料理屋オムライスコレクション／#中華料理屋オムライス（増田薫）
窓際メニューに光を当てようという企画。メニューに書いてある以上オーダーする権利はあるのに誰に遠慮したのか「とはいっても、マジで頼む人はいまい」と敬遠してしまうものの中で、今回は「中華料理屋のオムライス」をオーダーし続け集めました。気合の入った記事です。
【実録！】私とPCデポ 〜出会いから別れ、4ヶ月の一部始終〜（さとみこんこん）
情報強者の皆様ならインターネット初級問題として軽くクリアしてしまうPCデポのキャンペーンに引っかかったメンバーの体験記です。
ネット上ではあまりいい話を聞かなかったPCデポですが、実際どうだったのか。体験者のみが分かるその真のメリット・デメリットを記事にしました。
※冒頭のGIFアニメはさとみこんこんメンバーがPCデポで学んだ成果なので、10分間見つめ続けてください。
【１年間観察】手書きの立て看板から学んだこと（かとみ）
どんなものでも1年間続けるといやでもそこには何らかの意味が生まれ、その説得力ときたらハンパないですね。
かとみさんは同時進行でいくつもの長期観察ネタを進めており現在進行形で何か調査中かもしれませんので、2019年も期待しましょう。
一方、ハイエナズクラブはかつて「同じものが3つ揃えば社会現象として認定して発表していい」という都合のよいルールを採用しており、俺は今でもそのときの気持ちのままなので本当にすいません。
【炎上】辻希美さんのブログにおける批判殺到っぷりを眺める（赤祖父）
定性的には「辻ちゃんがしょっちゅう炎上している」と分かっていても定量的、具体的にどのように炎上しているかまでは知る努力をする人はおりません。
ハイエナズクラブは話題のネタのその奥深くに切り込む、野次馬のその先へ、野次馬2.0を掲げ、2019年もインターネット野次馬のトップランナーを目指します。
立ち飲みがつらい…「寝飲み」のすすめ（グラム2）
タイトルの時点で迫りくるD級感。個人的には2018年最も好きな記事です。個人ブログでは首を傾げられ、大手情報サイトでは取り合ってくれないであろうこんな珍妙な記事を堂々と世に放てるのはハイエナズクラブだけだと、誇らしくなりました。
【細かいツッコミ】誤字ラベルコレクション（ケアムーラ）
街中の誤字・誤植探しって、なんというか基本中の基本みたいなネタなんですけど、やっぱり数とクオリティが揃うとめちゃくちゃ面白いんですよね…。
これからも続けていきたい伝統芸能のような安心感があります。
禁止マークの入れ墨・タトゥーの柄をじっくり見てみる（赤祖父）
画一的になりがちな街中の禁止看板において、おのずと作者それぞれの「タトゥー観」という違いが出てしまう面白さに注目し、集めてみました。年々増える海外からの観光客、また東京五輪開催と共にこの手の看板はますます増えるのか、逆に減っていくのか、そういう意味でも今後注目の看板ジャンルかもしれません。
【キラキラ造語】化粧品における「○○肌」の表現がすごい（たばね）
化粧品のキャッチコピーがものすごい状況になっていたので集めてみました。「透明肌」「濡れツヤ肌」など、言葉により期待効果をなんとか表現する涙ぐましい努力から、繊細な説明は諦めてストレートなご利益を訴える「出世肌」まで。
【なぜこの場所に？】探偵ポスターが路地裏に出没する理由を考える（かとみ）
何気ない風景の、その発生する背景に迫る調査記事です。「なるべく目立たない場所に貼りたい」という家主の心情が生んだ探偵ポスターの様々な”目立たない”貼られ方を楽しみましょう。
スタミナ・アーカイブコレクション／#スタミナとは（増田薫）
「スタミナ」という概念に挑む、増田メンバーの長期間に及ぶ魂の調査記事。スタミナという味や食材に一切言及しない抽象的な食べ物の概念。その奥深さ、キリのなさに愕然としたものと思います。
次は「#スポーツとは」という形で、東京23区すべての床屋でスポーツ刈りにしてもらい、各店主のスポーツ観を徹底解剖してもらいたいと思います。ご期待ください。
【昔の未来】コンピューター・コレクション（とめさん）
「コンピューター」もいつしかレトロフューチャーな用語となり、街中ではすっかりその姿が見られなくなってきました。やはりというか、集めてみるとそれを標榜する店舗は軒並みレトロな外観。コンピューターという用語の現在地を改めて確認する結果となりました。
【再現】寿司で「サザエさん一家」を盛合せたら超豪華になった（辰井祐紀）
誰かがやっていそうで面倒臭すぎて誰もやらなかった本記事、サザエさん一家を盛り合わせにしたら総額4,132円。フネが一番高いという結果に。タマが玉子だった他、知らなかったサザエさん豆知識が色々あって勉強になりました。
最後に
2018年、新しいメンバーも迎えてバラエティに富んだ記事を出すことが出来ました。
コレクション、体験レポート、ライフスタイルの提案など、ハイエナズクラブが十数年かけて研ぎ澄ましてきたインターネット残飯漁りの視点で、2019年ももっと人から望まれない情報をお届けできればと思います。
本年もハイエナズクラブをどうぞよろしくお願いいたします！
