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この記事は株式会社メルカリの提供でお送りします。こんな感じですがPR記事です。
メルカリに抱くイメージ
メルカリ……インターネット個人売買の場として王者だった某オークションサービスよりもスマホファーストでシステム整備を先行し、今や圧倒的な存在感を示す、まさにフリマアプリ界の王者。特に、「ゆうゆうメルカリ便」「らくらくメルカリ便」という商品発送に関するサービスが革命的にめちゃめちゃ便利なのだという。
一方で、#メルカリのヤバい商品 などのTwitterハッシュタグが発生したように、その多種多様な品揃えは一時期ネットの話題になり、
西成の泥棒市を彷彿とさせる豊富な品揃え、フリマアプリ界の西成ことメルカリ
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65853150.html
特に、現金が売られていたときはかなりの大騒ぎになった。
メルカリに「福沢諭吉紙幣」が出品された理由 5万円の現金に5万9500円の値がつく怪現象 | 災害・事件・裁判 – 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/169214
こういうのが表沙汰になると、面白がって騒ぎ立てるインターネットヤジウママンがいるわけで……
あ、自分でした。
まあともかく、メルカリに対するイメージは正直「なんか胡散臭いな」だった。特にネットオークション黎明期の頃から個人売買を活用していた身からすると、パソコンの普及率向上とともに、インターネット上にはあからさまに非常識な人間が増えていった肌感覚を持っている(=個人の感想です)ので、スマホで手軽に始められ、匿名発送の仕組み(先に触れたゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便というサービス)まで整っているメルカリは、敷居の低さに比例して、さぞかしアレな世界なのだろう、という偏見を持っている(た)。
メルカリからPRの依頼がきた
そんなスタンスでいた私だが、
「いやいや、マジでそういうイメージを払拭したいんです……! 対策なんかもすごくしっかり頑張ってますので……!」
的に、なんとメルカリ社からPR記事作成の依頼がきた。
「なになに…まさかうるさいヤツを金で封殺しようというのか…!?」
と最初は断ろうとしたが、
「実際にメルカリを体験して思ったことを書いてくれればそれでいいです」
という感じの回答だったため引き受けることにした。お金を頂いて悪口感想を書けるなんて太っ腹&心の広い会社である。
ただ先に結論を言うと、すみません、メルカリめちゃめちゃ便利でいいシステムだと思いました……。(別にPRだからって言わされてるわけじゃないぞ! 本当に)
メルカリで売ってるヘンなものを実際に買ってみる
とにかくPR記事を書くには実際に使ってみなければいけない。私は実は一度も使ったことが無かったので、既に子供服などを中心にメルカリをガンガン活用している妻にノウハウを教わりながら取引を始めることにした。
といっても私自身、特に欲しいものがあるわけでもないので、前々から疑問だったメルカリのよくわからない「ヘンなもの」の出品を探し、実際に買ってみることにした。
ネタどころか最早メルカリの定番商品となっているらしい、トイレットペーパーの芯やティッシュの空き箱シリーズ #フリマアプリ界の西成 pic.twitter.com/XwkpLjnjJn
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) February 28, 2016
メルカリをウォッチし始めて最初に驚いたのが、一般的に言えばゴミとして捨てられてしまうであろうものが平気で出品されていたことだ。リンクや画像は貼らないが、検索するとこの手の出品が沢山出てくる。
(例)
・商品の空き箱、袋など
・離婚届(役所で貰える書類)
・使いかけの化粧品、シャンプーなど
・元彼、元カノに貰ったペアリング
etc…
トイレットペーパーの芯なども一見すると「えっ…?」となる出品の典型と言っていい。
……ただ、これは聞くところによるとちゃんと使い道があるらしい。
「トイレットペーパーの芯は工作の材料に使うんだよ」
「大量にまとまった数が必要な保育園や幼稚園のニーズが大きいんだよ」
なるほど。そういうニーズがあるという話を後から知って、目からウロコであった。
つまり、トイレットペーパーの芯の出品は「一度に集めにくい数」が手に入り、「買いたくても店で売ってない」シロモノで、かつ、この出品によってとても助かっている人がいることは事実だ。
誰かのためになる、というのは商売の基本中の基本。「家の売れるものは何でも売ってやろう」の精神で出品しているわけではない(多分)。
先ほど「ヘンなもの」と書いた出品なども、冷静に「その”ヘンなもの“が欲しい」というニーズが存在することを想像してみると案外「そもそも、メルカリ以外にはそういったニーズに応えられるサービスがないのでは?」という考え方もできる。
先の例でも、こんなニーズが実は隠れているのではないだろうか。
・商品の空き箱、袋など
→箱や袋が揃っていたら、無いより高値で売れる!
(あるいは箱や袋だけで見栄を張りたいというパターンもあるかも…?)
・離婚届(役所で貰える書類)
→離婚の話をとっとと進めたいけど、役所に書類を取りに行く時間が無い!
(元手がタダかもしれないけど、手間賃と考えれば決して悪くないかも)
・使いかけの化粧品、シャンプーなど
→自分に合うか試してからちゃんと買いたいから試供品代わりに!
(自分も何度もシャンプーで失敗したことがあるし、むしろメーカーはお試し品を売る義務を負うべきでは?)
・元彼、元カノに貰ったペアリング
→由来はともかく、安くて良いブランドの指輪が欲しい!
(要するに事故物件アパートでいいから安く済みたいという人と同じノリ)
……こう解釈すると非常に合理的である(出品・落札の労力と見合うかどうかはモチロンあるけど)。これらと同様、トイレットペーパーの芯にもあるところには切実な需要があるのだ。この本質を見ずにTwitterで茶化すようなことを書いて本当に反省した。
…なのでまずは、トイレットペーパーの芯をはじめとしたヘンなもの(とココでは敢えて表現しますね)の本質を知るため、実際に買ってみようじゃないか。
メルカリで買ってみた① トイレットペーパーの芯
散々ヘンなものヘンなものと失礼なことを言いまくってしまったトイレットペーパーの芯、ドドンと買いました。
はい、こちらがトイレットペーパーの芯100本!!(送料込みで1100円)
実際に買ってみると、100本という数はそれほど大したこともない。
ただ、子供たちにはめちゃめちゃ好評。とにかくそれなりのサイズ感のある物体が、数が多く、雑に扱おうが平気、という時点で楽しいのである。まあ、理解できる。
大きな段ボールに突っ込んでお風呂ごっこをしてみたり…(フローラルの香りが充満)
トイレットペーパーの芯を4歳の息子の身長より高く繋げてみたり。これだけで望遠鏡になったりトミカのトンネルになったりひそひそ話をする電話にもなったりする。値段からすると大満足の買い物である。
ところで購入前に出品者に
①集めるのにどれくらいかかりましたか?
②そもそも何のために集めていたのですか?
③ニオイ、ありますか?
を聞いてみたところ……
半年かかってためたものと考えると1100円は激安と言ってもいい。あとこれは仕方ないけど部屋のニオイが結構トイレっぽくなりましたね……100本の芯、ダテじゃない。
※余談だが、保育士の方がトイレットペーパーの芯の出品に質問をしている事例を見かけた。やはり保育園、幼稚園のニーズもかなりあるようだ。
正直に感想を書くが、
「う〜ん、これ今すっごくイイ買い物をした!!」
と素直に思っている。この買い物満足度の高さは近年なかなか無かったかもしれない……。やっぱり先入観でモノを語っちゃダメだ。体験してこそ本質が見えてくる。
で、この調子で他にも色々買ってみました。