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3軒目：鳥二郎
3軒目は冒頭で紹介したとおり裁判沙汰にも発展した鳥二郎に来ました。大阪を中心に展開しているのですが、最近東京にも何店舗か進出してきています。
「客引きはしません」とか「お通しありません」とか注意書きもいちいち同じなんですね〜。
どうでもいいですが歌舞伎町にあるのにガラガラで入りやすいのが良いですね。（※マンスーンはここから参戦）
内装はこんな感じ。木材のデコボコした感じとかの「あれ？さっき見てきたような…」感がすごい。
ここまで寄せてくるのは逆に感心しますね。
酔って入ったら完全に気付かないと思います。
上の方に書いてある「鳥二郎のプライド」。“プライド”とは……。
ちょっと読みにくいので公式サイトから引用します。
ちなみにこちらが「鳥貴族のうぬぼれ」です。
おいプライド！ プライド〜〜〜！！
徹底的にマネるというプライドがあってもいいのかもしれません。ものまねタレントのコロッケ氏とかみたいな感じで。そういえば席にコンセントが付いてるあたりも徹底してマネしてますね。
「永遠奉仕」が「永久奉仕」になってたり、「世の中を変えたい」とか「たかが焼鳥屋」のフレーズの微妙な変えっぷりとか、まるでWELQの記事みたいな迫力があります。
それと、マスコットキャラクターも気になりますね。
せっかくなので今日ハシゴする4店のキャラクターを比較しました。当たり前だけどみんな鶏がモチーフになってますね。
こう比べると、逆に鳥貴族のマスコットが一番ニワトリっぽさが無いですね。
店内POPの感じが、安いドラマのセットみたいなのが気になる。
主役の女性が仕事の愚痴を親しい男性にブチまけるシーンですね。
その後、ひと気の無い夜道を酔っ払って千鳥足で歩くシーンまでがセット。
内装いじりに時間をかけすぎましたが3軒目のカンパイをしましょう。で、鳥二郎にあって鳥貴族にないオリジナルのトリジサワーはどうですか。
トリジサワー、甘い… まあ好きな人は好きでしょう。
ミックスジュースを頼んでみましたが、ちゃんと作ってる感があって美味しいです。
看板メニュー「二郎焼」はほぼ貴族焼と同じサイズですね。
やっぱりムネ肉…。違い殆ど感じられないです。タレで比較すべきだったかもしれませんね。
芸能人格付けチェックに出したらガクトでも見抜けなそう。
食べ飲み放題コースはジローパーティ、ニワトリパーティ、フクコイパーティときめ細やかです。あと4名からというのも鳥貴族より優秀かも。
ニワトリパーティって完全に名前も値段も同じじゃないすか。そこはちょっとズラせよって思う。
オススメメニュー「トリジのとり釜飯」はどうでしょう。
ムッ…味が…しない…！？
3軒目で比較してきた中でいうと、一番味が無いですね…！
鶏肉もシーチキンみたいな状態ですね。もっとゴロっと入っててほしい…。
私はふつうに美味しく頂いてます。
4軒目：やきとりセンター
今回のハシゴ検証の最後はやきとりセンターです。
外観写真が無い(雑居ビルなので)からってこれを使うのやめてください。
店内の様子ですが、特に鳥貴族を意識した様子は見られないですね。強いて言えばカップルシート的な席が鳥貴族のカウンター席にもあったりしますが、そのくらいかな。
フツーですね。良くも悪くもきわめてフツー。
まずはカンパイで。抹茶美味いです。
オリジナルの電撃レボン、まあほぼレモンサワーですね。
メニューには貴族焼に相当する大きい焼き鳥が無いですね……。
味つけもスパイスがありません！ 塩、タレとニンニク醤油です。
“推し”がそもそもこの「夢のいいとこ鶏」っていう手羽唐のようですね。じゃあこれ食べましょう。
スピードメニューより更に早く出てきましたが……。
つめてっ！ 凍ってるよこれ！
解凍漏れ？
…いや、よく見ると「凍ってる」「冷うま」と書いてあります。“そういうもの”らしいです。
ほんとだ……間違いじゃ無くてこれが正しいんですね。しかしコレ、絶対暖かいほうが美味いでしょ。レンジでチンしてほしい。
冷めた弁当みたい。
体が冷えてきた……。
ググったらそういう冷やして食べる唐揚げってあるみたいですね。これをパク……いや、これにインスパイアされたんでしょうか。
なんかわかってきました。そもそもやきとりセンターは鳥貴族フォロワーではないし、目指しているところも違うのかもしれません。
一応オーソドックスな岩手大地鶏むね肉の塩を頼みました。貴族焼スパイスに相当するものが無いので比較対象外です。
いや〜、ムネ肉はムネ肉ですね！！ 4店とも甲乙付けがたい！
感想が雑ですね。
ごはんモノでは釜飯が無いので、仕方なくひつまぶしを頼みました。このへんも鳥貴族を意識してない感がありますね。
メニューの写真、盛りすぎでは？？
あげだまごはん おいしいおいしい
あと、冷えた唐揚げで体が冷えたので水炊きを頼んでしまいました。
味はまあ普通です。
スープは鶏のダシというよりも、シメのラーメンのための味付けがしますね。
メニュー全体を見ても、値段が均一価格ではないし、食べ飲み放題コースも無いし、やきとりセンターなのに焼き鳥推しじゃないし、全体的に他のお店と違って鳥貴族への意識があまり見られませんね……。
そもそも比べるのが筋違いなのでしょうね。鶏がメインで、オレンジと赤の色合いってだけで決めつけてしまったというか……。
でも近くにあって鳥貴族が満席だったらこっちに入るっていう話にもなるのかもしれません。
ソフトドリンクの抹茶は美味しかったです。今日飲んだ中で一番美味しかったかも。
夢のいいとこ鶏は絶対暖かいほうがいいです。寒い。
まとめ
<注>①鳥貴族 ②豊後高田どり酒場 ③鳥二郎 ④やきとりセンター の胸肉のねぎま串
というわけで、鳥貴族、豊後高田どり酒場、鳥二郎、やきとりセンターの4店をイッキにハシゴしたわけですが、皆さんいかがでしたか？
店構えがアレでしたが、意外に豊後高田どり酒場は健闘してた印象です。
鳥貴族も勿論良いお店ですけど、そこまで人気が突出するほどかなあ、というのも少し感じました。過剰に人気が加熱し過ぎなのかも。でも釜飯や鳥肉のソーセージは素晴らしいと思いました。あと肝心の焼き鳥はどこもそんなに差が無い。
鳥貴族大好き！サイコー！
私は鳥二郎のプライドの無い？寄せっぷりと、いついっても座れる感じが好きなので今後も鳥二郎には頑張ってほしいです。
今回の4店ハシゴでオリジナルドリンクは一通り試しましたが、なんだかんだホッピーが一番うまいっす。やきとりセンターのホッピー中追加システムは斬新でした。（「もうイイ」っていうまで注がれる）
どの店も長所短所が見えつつあったところで大団円っぽいですが、ひとつだけ言いたいのは、「鳥貴族に入ろうと思ったら別の店に入っていた」みたいな誤認をさせるような造りや騙そうとするような振る舞いだけはダメだと思いますね。味やサービスで切磋琢磨していくのは消費者としては歓迎ですけども。
「鳥貴族に入ろうと思ったら別の店に入っていた」、ジョジョのポルナレフの名言っぽさがある。
ハイエナズクラブのメンバーがそれ以上何か言ったら完全にブーメランですよね。
鳥二郎の会社はトリゴローなるお店を展開していたり、四国のほうには鳥兄弟なるチェーン店があったりするらしいので、本家？鳥貴族も一層頑張って欲しいところですね。
つぎは「○○農場」系やりますか…？
（おわり）
※すべて個人の感想です。