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むさしの村って…
埼玉県加須市にある『むさしの村』に行ってきました。 30年前くらいに親に連れていってもらった記憶があり、今度は私の子どもを連れていこうということです。こうやって世代を引き継ぎ、人は子を生み、育て、そして死んでいきます。
正式名称は「緑の中のファミリーランド むさしの村」のようです。昔はTVCMもやっていた気がします。
園内に入ると、USJの場合だと地球儀がある位置に巨大な招き猫が鎮座していました。まずこれでヤラれます。いいねえ、むさしの村。
園内マップはこんな感じ。広そうですが意外にコンパクトです。そして、全体的にユルい雰囲気がとても良いです。
こういう感じが好きな人にはたまらないと思います。西武園ゆうえんちも最近「こういう」感じから脱してニセレトロ路線に一新して個人的には残念に感じていますが、むさしの村のような””リアル””を好む人はぜひ来てほしいです。
手始めにまずは空中サイクリング的な乗り物に乗ります。全体的に「これ」の感じだとまずはご理解ください。
もうね、この目がイッてるキャラがかわいくてかわいくて……私個人的には現代でかわいいとされているチイカワとかよりとても愛らしく思えるのです。
体力超使います、とのこと。 予告通り超使いました。「疲れたでしょう、ゲッヘッヘ」などと係の人に言われました。本当に体力を超使うので気をつけてください。
ワンダーランドがすごい
むさしの村で一番気になっていた「ワンダーランド」に入ることにしました。
この一角、ワンダーランド、おばけ屋敷、ゴーストの館、ミラーメイズといったアトラクションが並んでいてとても気になります。野菜の直売所みたいな掘っ建て小屋ですが気にしてはいけません。
ちなみにパンフレットによるとワンダーランドは「ふしぎな世界へレッツゴー!」ということで、ザックリとした情報しか書いておらず結局なんなのかが全然わかりません。まさにワンダー。
※訪問時はゴーストの館は休館中でした
入り口のオブジェをみて衝撃をうけました。動くんですよこれ。
これは相当、です。相当。なんでこんなのがいわゆる珍スポ系サイトに全然見られなかったのかが意味わかりません。そして後から調べたら一部YouTubeのレポートで見かけましたので、もうYouTubeの時代なんだよなあと思いながらこのオールドスタイルである記事というかたちでこれを書いています。
ワンダーランドはいわゆるゴンドラに乗って進んでいくライド系のアトラクションなのですが、全貌を動画にするとネタバレ甚だしいので一部だけ写真でご紹介します。
突然たぶんトリックアート的なことをやりたいであろう額縁を持った少年の絵。かたわらにはヒツジが2匹。
何? というクエスチョンでいっぱいになります。この何?の気持ち=ワンダーなのだとしたら、すごいアトラクションだと思います。
というか、まず自分たちが乗るゴンドラがなぜかファラオの顔なのですが途中で鏡で自分たちが映るので
「お前はこんなのに乗って頭がおかしいんじゃないのか!?」という事実を突きつけられている感覚がとても哲学的でした。そしてこの一連の展示は別にエジプトとかとは最後まで何の関係もなかったです。
たぶんですが、イッツ・ア・スモールワールド的なことがやりたかったのであろうと感じましたが、ディズニーランドに42℃の熱をだしたまま行って意識朦朧としたまま乗ってその日の夜に見た悪夢を具現化したような光景でした。はっきり言いましょう、作った人は狂ってます。あばれる君の狂い版、すなわち発狂くんです。
何枚か写真を並べましたが、これが一連の展示かと思えないほど脈絡が無いことにお気づきでしょうか。共通点はひとつだけ、「狂気」です。
ワンダーランドの隣にはおばけ屋敷もありました。オールドスタイルの「真っ暗闇を歩いて人感センサーで怖いものが作動する」タイプのアレです。マンガとかでデートでオンナノコを連れて行ってグフフ…的に使われがちなアレです。中は真っ暗なので撮影できませんでしたが、なぜか音波攻撃してくるゾンビが出てくるのは体感してほしいのと、出口が完全に「遊園地の裏口」で、ドコに出されたんだ感が出るのが良かったです。これもぜひ体感してほしい!
そしてもうひとつ、「ミラーメイズ」は「また、だまされた!」と書いてあるとおりマジで騙されました。
これは書いてもネタバレにならないので何がキモか書きますが、「鏡の迷路かと思ったら迷路でもないし鏡もない、ただ素通りできる通路」という施設でした。あっちこっち鏡で出口がわからなくなる、みたいなやつではありません。また、だまされた!
ちなみにですが、公式のYouTubeチャンネルでもワンダーランド系の一角はまったく無かったことにされています。
そのほかのアトラクション
おもしろ自転車……
あなたは、自分から「おもしろ」を名乗る自信がありますか?私にはありません。おもしろを名乗って面白くする、そんなシンプルなことができたらカッコイイですね。
巨大迷路はお昼に入場停止時間がありました。消毒のためと書いてありますが多分本当は昼飯だと思います。でもコロナ対策もバッチリで安心でした。
電子マネーどころかクレジットカードも使えないむさしの村ですが、さすがにSNS対応はバッチリです。
ハッシュタグでバエる写真スポットでの撮影を拡散してくれ、とのことですが……
なにが写真スポット???????????????????????
おわりに
こんな感じのむさしの村ですが、子どもたちもめちゃめちゃ楽しんでいました。「幸せならオッケーです!」の精神でとても楽しめました。
令和の時代になり、昭和の残滓もそのままでいられるにはいよいよ限界を迎えつつあるのかなと最近ひしひしと感じています。そんな中でもこの空気感を楽しんでほしいので是非足を運んでみてほしいと思います。