【佐賀県】 新名所・伊万里ドリンクコーナー

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zukkini
ぼくはワンマン、まわりはイエスマン、ペットフードはドギーマンという感じで、我欲にまみれてダメになっていく組織を体現したいと思っております。

場所は伊万里市、井手野地区。

そこは唐津市と伊万里市を結ぶ国道202号線沿い。のどかなドライブコースのいち風景として生きる小さな集落である。

福岡から来た人にとってみれば、この先には以前紹介したドライブイン・鳥が待っているのだが、その前に寄っておきたいのが今回紹介する伊万里ドリンクコーナーである。

ドライブイン・鳥しかり、この202号線沿いには、ドライブインまがいの妙にだだっ広い定食屋が数多く店を構え、田舎の割に妙に魅力的なロードサイドシーンを形成している。

ドライバー目当てのそれらロードサイド定食屋は質・量ともにどれもソソる店ばかりであるが、休日ともなれば珍走で汗を流したヤンクな若者たちの爽やかな笑顔の集う、憩いの場所でもあるわけである。

※王慶で「OK」と読ませる米中合作の超大国仕様。このあたりには魅力的なお店が沢山ある。

【命名・伊万里ドリンクコーナー】

そんな魅力的なロードサイドを彩るもうひとつの名所を今回はご紹介したい。

その名も「伊万里・ドリンクコーナー」。

202号線を走ると突然現れる「ドリンク」の看板。

白に青という夏を思わせる爽やかなカラリーングには、踏み込んだアクセルも自然と弛むというもの。

立ち止まらずには居られない癒し系のフォントである。

看板に釣られてトボトボ歩くと、なおも現れる「ドリンク」の看板。

何かを期待させる愉しさがある。

「ドリンク ドリンク」

太古の昔、デュラン・デュランも使ったといわれ、最近ではまえだまえだも採用しているのが「2回言えば売れる」というマーケティング戦略。

みればみるほど不思議な気持ちになるこのカラーリング、このフォント。

一体何か。

そこまでして宣伝したいものとは一体何かといえば、それはたった1台の自動販売機。ただの自動販売機なのである。

売っている飲み物もはっきり言ってごく普通だし、取り立てて珍しいものもない。

なのに何故にこうも宣伝するのだろうか。

信じられないことに、この自動販売機専用の駐車場も完備されている。

自販機一つにこの厚遇。値引きだ電飾だ景品だと、必死で競争社会を生き抜く東京の自販機が見たら嫉妬するに違いない。

見よこの広大な敷地を・・・・!

そしてその駐車場すら、シツコイくらいに「ドリンク」の看板が囲む。

もしかしたらサブリミナル効果を狙っているのかもしれない。

こんな頼りない背中をした、たった1台の自動販売機のためだけに何故アンタたちはここまでするの・・・?!

なんせここはモータリゼーション全盛、歩行者など居ない死の世界・・・!

駐車場無き自販機は去れ!ということなのかもしれないけど、思うに、元々は完全に設置する場所を間違えたのではないだろうか。

だって歩いてるやつが全然いない。

ともかく、ロードサイドに突如現れるこの異質な空間は見ごたえ十分。

佐賀県でノドが乾いたら、、、そしたら伊万里の新名所、伊万里ドリンクセンターまで我慢しよう!

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