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一緒に出場した赤ソファさんさんが書いたレポートはこちら→【ヘボコン】チームハイエナズクラブ 第1回ヘボコン出場レポート! その1
※まずは前提知識として、そもそもヘボコンとは?や、ヘボコンのルール、出場マシン一覧等として下記のDPZ公式サイトをご参照ください。
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■出場まで
去年の暮辺りにデイリーポータルZの石川さんのブログ記事 技術力の低い作品ばかりを集めた、ダメなMakerFaireみたいなやつやりたい に僕の作った「からあげクンロボ」の動画を載せてくれて、面白そうと思い僕も応募した。
しかし、日本人のプライドの高さ故あまり人が集まらなかったのか何かでそれは開催されなかったのだけれども(いつか開催したい)
それが形を変えて【技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)】として開催されることになった。
ダメな工作をみんなで見せ合ってお互いの傷を舐め合うのではなく殴り合いである。
ヘボいロボット達が己の存在意義を確かめるために戦うという姿はぜったいにおもしろいと思ったのでもちろん出場することにした。
■ロボの制作
ヘボコンの開催が決定してからロボットの締め切りまで2ヶ月くらいあったのだけどもちろん作り始めたのは締め切りの3日前から。
「ギリギリに作ることによってよりヘボくなる。」と自分に言い聞かせまったく手を付けてなかった。
とりあえず押入れに入ってる使えそうなものを並べて適当に組み合わせていった。
まじめな制作風景
時間がなかったのでとりあえず以前作った卓上回転寿司マシンをただ乗せただけのマシンでいくことにした。
動力はUFOキャッチャーで取った謎の音楽を流しながら自転車を漕ぐパンダのぬいぐるみの車輪部分を分解して付けただけ。
前方に付いてる基板がハイテクっぽいがジャンクの基板を乗せただけなのでもちろん何の意味もない。
そして完成したのが
「回転寿司ロボ:すきばやし次郎」である。
DIY 「 D(とにかく)・I(光らせれば)・Y(いいっしょ)」 の精神でピカピカさせた。
恐らく本体の製作時間よりもLEDをつける時間のほうが長かったと思う。
動画を見てもらえば分かるのだけれども、くるくる回るアームは強そうに見えるけど動力から伸びる棒との接着が弱すぎて何かに当たった瞬間に止まりほぼ意味が無い。
■取材を受ける
あとは大会当日までロボットを壊さずに押入れにしまっておくだけ!と思っていたらフジテレビの「めざましテレビ」でヘボコンが取り上げられからあげクンロボの動画が全国に流れるという訳のわからないことが起こった。
さらに家で個別に取材がしたいとのことで恐る恐るOKを出した。
テレビの取材と言っても沢山のスタッフが来たわけではなく、ディレクターの方が一人で来てハンディカメラを抱えての撮影だったのでまるでハメ撮りをされるAV女優の気持ちを味わった。
そして、ロボットが動くとこを何度も撮ったり、試合の意気込み・ヘボいって言われて嫌な気はしないのか?・初体験はいつ?・そもそも何でこれ作ったの?(知るかよ…)などといったインタビューを受けた。
■大会当日
緊張しながら会場に向かい楽屋に入るとそこは何とも言えないピリピリした空気に包まれていた。
さすがこれから殺し合いをするだけあるなといった感じである。
しかし隣に座っていたグループが6本のバイブを動力としたロボットを取り出した瞬間に場の空気が少しだけ良くなった気がしたが、その後真面目な顔でその6本のバイブに靴下を履かせていたのを見てみんな「何でこんな大会に出場したんだろ…」と思っていたはずである。
超高価な機材でまったく存在意味のないロボを撮ってもらったり、再びめざましテレビの取材(アナウンサーからインタビュー)を受けたりもした
チームハイエナズクラブの2台。
(僕が赤ソファさんに「光らせれば大体OKっす」って言ったばかりにチームハイエナズクラブだけ異常に光っていた。)
試合についてはUstreamに全ての録画映像があるのでそれを見て欲しい。
ヘボコン本編
今は本当に2014年なの?と思ってしまったほど訳の分からない物が訳の分からない動きをしてそれをみんなが熱狂しながら見るという歴史に残るイベントだった。
日本は技術大国とかよく聞くけど、あれたぶん嘘だと思う。
日本にはまだまだこんなにも技術力の低い人たちが
たくさんいる!!!!!!
最後に、めざましテレビで放送されたヘボコンの映像を見つけたので貼っておく。
インタビュー全部カットかよ!!!!