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世の中には誰が決めたわけでもないけれど、何となく皆が意識する暗黙のルール、不文律があります。
ときに「空気を読め」という面倒な圧力となって我々の行動を制限する、一種の社会通念とか常識とかそういうものに、我々はいろんな場面で出くわすのです。
そのひとつである「相対的なモノの価値」について、今日は考えてみたいと思います。
たとえば「AがBより高いはずがない」というような感覚は、同じ国、同じ地域にいれば大体同じように備わっているハズです。
根拠は示されることはほとんど無いのに、なぜかそういうものだと思って納得してしまう。モノの価値もそうした暗黙のルールに縛られていることが多いのです。
回りくどい説明になりそうなので、早速画像を見てもらいたいと思います。
この画像、カラフルな品書きに書かれたいくつかのメニューをジッと眺めてみましょう。
おそらく日本に生まれ日本で育った、ほぼ同じ価値観をお持ちの皆様であればここで「牛ステーキ」と「厚焼玉子」に目がいくのではないでしょうか。
牛ステーキ 600円
厚焼玉子 600円
さて、いかがでしょうか。
「普通さあ」というクソ常識人に徹してこの両プライスを見たとき、「厚焼玉子と牛ステーキが同じかよ!」というスムーズなツッコミを投げかけることができるハズです。
今日ご紹介したいのはまさにこの、「それとそれ、値段のバランスおかしいだろ」というメニューの数々。
日ごろ我々を支配する常識をガン無視した、攻めの価格設定で世間をにぎわす「力関係おかしい系メニュー」をいくつかご紹介してみましょう。
こちらのラーメン屋、いろんな創作ラーメンが魅力的ですね。
ここでもジョーシキ人的観点から眺めてみると・・・・
焼肉ラーメン 700円
キムチラーメン 700円
この二つが浮き上がってくるのではないでしょうか。
ラーメンというフィールドがややわかり辛くさせておりますが、それを取り払い丸裸にしたとき・・・・常識的に考えて「焼肉」と「キムチ」は同じ値段でよいのでしょうか・・・・?!
焼肉屋に行くと、キムチは主役である焼肉様のサイドメニュー・・・・、上司と部下が同じ扱いを受けてよいのか!!!!
続いて見ていきましょう。
今までは「同列」だったのでまだ良かったのかもしれません。
次のケースでは完全にやってはいけない「追い越し」がなされております。
ではどうぞ。
カキフライ 780円
ほうれん草炒め 980円!!!!!!
これは完全にアウトーーーー!!!!
ほうれん草炒めがカキフライより高いなんて、いったいどういうカラクリなのでしょうか。ひとつは前菜、もうひとつはメインディッシュ、もっといえば、ひとつは植物、ひとつは動物だぜ!!!!
勝手言って申し訳ないのですが、そもそも「ほうれん草炒め 980円」の値段設定がかなり割高なように感じます。
ワシの経験ではほうれん草炒めは480円が適正!
続いて最後のケースを紹介します。
今までは料理対料理の戦いでしたが、ついに異分野参入によるパワーバランスの乱れが報告されました。
ご覧ください。
イタリアン 650円
ジュースフロート 600円!!!!!!!!!
ジュースがパスタと50円差・・・・・
これはマジでジュースが調子に乗るだろ・・・・!マズイわ・・・マジで・・・
しかもよく見るとイタリアンは元々600円で、後で650円に訂正された形跡があります・・・
ということは元々はジュースフロートとイタリアンは同額!
え、液体と固体が同額!!!!!このような理不尽が起こって良いのでしょうか。
これは大変危険な状態だといわざるを得ません。HELP!
******
いかがだったでしょうか。
かつてラーメン300円、餃子330円で提供する「大陸」という定食屋が高円寺にありました。
「ラーメンと餃子の関係は地球と月、月は地球より目立ってはならない・・・・」という当時の俺の価値基準を覆す、この値段バランス。
残念ながら大陸は閉店、もはやこのバランスを楽しむことはできないのですが、今もし皆さんの目の前にこのようなお店があるのならば・・・・・・
その店がつぶれる前にどうか当サイトに情報提供していただきたいのです。
というわけで、ハイエナズクラブではこれからも「力関係おかしい系メニュー」を大募集いたします。
「それは別にいいだろ・・・・!」と冷たく突き放す可能性もありますのでご容赦ください。
よろしくお願いいたします。