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たばね
クリエイティブという建前のもとゴミを生産しています。人に慣れる訓練中です。
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初めまして。たばねと申します。
普段は山奥で工作とインターネットに勤しんでおります。
昨年はブラウザのクッキーやパンの袋になれる髪留めなどの生きていく上で一切必要のないものを作りました。
どうぞよろしくおねがいします。
突然ですが最近めちゃくちゃスパムメールが来ます。
熟女向け出会い系サイトのメール。ハブられた一人は誰だ。
吸引力のあるタイトル。男らしい。
ウォウウォウ!
通知のスクリーンショットしか残ってなかったのですが一番好きなメールです。声に出して読みたい日本語。
そのようなスパムメールを日々楽しく眺めているとふとあるものが浮かびました。
そう、謎の肉缶、スパム缶です。正式にはソーセージの中身を缶に詰めたランチョンミートというものだそうです。しょっぱい。
このスパム(メール)とスパム(肉)、偶然被っただけかな?と思ったらちゃんと関係がありました。
wikipediaにはこの世の全てが載っている。
wikipediaにはこの世の全てが載っている。
“モンティ・パイソンによるコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」に「スパム」というコント(sketch)があり、『豚肉と煮豆とスパム』、『卵とソーセージとスパム』、果ては『スパムとスパムとスパムと……(執拗に繰り返し)……とスパム』といった具合にメニューがスパムだらけで、ウェイトレスがメニューでスパムを連呼する度に他の客(なぜかバイキング)がスパムスパム…………という歌を歌い出し、番組自体さえスパムだらけになるというものであった。これが、迷惑行為を指すスパムの始源とされている。”
(スパム – Wikipediaより)
wikipediaにはこの引用以外にもスパムとスパム(ややこしい)の関係性が綴られています。こんなに長く深い付き合いなのだからいっそのことコラボしてもいいんじゃないか?ということでスパムのメールを(勝手に)作ることにしました。
スパムメールを作ろう
早速現物を買ってきました。
アナログな手紙を作り心温まるコメントを添えれば良い話っぽく締められるのではないかという安直な考えのもと封筒を作ります。
illustratorにてグラフィックを製作していきます。実際にポストに投函できるように洋型3号という封筒の規格に合わせてみました。
ロゴは既存のフォントから近いものを探していきます。Superclarendonというフォントを見つけたので弄って寄せていきました。訴えられるのが怖い。
SMAPに見えてきた
グラフィック中最大の面積を誇る商品写真。こちらもイラストで再現していきます。
肉を塗ってるときなぜか背徳的な気分になりました。
虚偽表示ゼロ!
エレメントも作っていきます。こういうステッカー欲しいな。
封筒っぽく体裁を整えてデータができました!
それっぽい!
厚紙で綺麗に印刷するために印刷屋のキンコーズに行きました。20枚刷りました。対応後の店員さんの目が心なしか優しく感じられました。
流石キンコーズ!綺麗!厚い!高級感!ということで切って組み立てていきます。
できた〜〜〜
比較 ダイナミックさに欠けてしまった。
ちょっと比率もサイズも違いますが可愛いということで良しにします。
せっかくなので便箋も作っておきましょう。
ウィーン…
肉便箋が出来ました。
Photoshopで肉のレタッチをする日が来るとは思いませんでした。
このあとおいしくいただきました。
本物と同じみっちりサイズ
これを封筒に入れれば…。
完成!!!!
ちゃんと書けます。
スパムメールを投函しよう
やはりメールは書いたら出すもの。せっかく規格内にサイズを合わせたのだから投函するに他なりません。出さなければせっかく製作した便箋もただのゴミです。そうでなくてもゴミに近いです。
年賀状に混ぜ込むスパムメール
やはり手書きの手紙っていいですね、スパムの文面を丸写しで書いてるだけなのに感情移入してしまうほどの力がありました。あの時の私は完全に主人をオオアリクイに殺された未亡人でした。
今のスパムメールも全て手書きになれば世の中が少しハートフルになるような気がしてきました。業者の方々検討してみてはいかがでしょうか。
ドサドサドサッ
やっぱ嫌だな。
(おわり)