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はじめまして、珍スポトラベラーのみわと申します。
この度大好きなハイエナズクラブさんで記事を書かせてもらえることになり、とても嬉しく思っています!
よろしくお願いします!
「BAR」という場所。
様々な出会いが、知的好奇心を満たしてくれる。
その非日常の空間は、大人だけが味わえる贅沢な場所でしょう。
兵庫の田舎から出て来た私も、やっと最近になって「BAR」というものに行き出したのです。
カウンターに座り酒を飲み、マスターと洒落た会話をする。
大人に近づいていってる気がして、少し誇らしい気持ちでした。
そんなすっかりBARかぶれになっていたある日、風の噂を聞きました。
大都会東京に、どうやら妖しいBARがあるとのことです。
その名も
「バイブBAR」
…え? バイブ? BAR? バイブバー?
混乱しました。BARという空間に、どんな風にバイブが存在してるというのでしょう。
使うのでしょうか?マドラーに使っちゃうのでしょうか?振動でよく混ざりそうです??
それともバイブを見ながら酒を飲むというのでしょうか?バイブは酒のツマミになりえるのでしょうか?
全く想像が出来ない!
私なんてまだまだ子供でした。大人の世界はどこまでも広い。
いやはや、この話を聞いてから私の心はバイブBARに揺さぶられ(バイブ)っぱなしでした。
イても勃ってもいられず、新幹線に飛び乗りました。
大阪から2時間半。
新幹線の鈍い振動(バイブ)を感じながら、大都会東京につきました。
THE VIBE BAR WILD ONE。渋谷の道玄坂近くにその店はあります。
どこにでもあるような雑居ビル。
看板だけが、大人の世界の入り口を示しています。
書かれている通り、女性もしくはカップルのみしか入店出来ません。
店のドアにはカギがかかっています。インターフォンを押し、確認してもらってからでないと中に入れないという厳重なシステムになっています。
これら全て、女性に安心してバイブを体験してもらうための工夫だそう。
震える(バイブ)手でドアを開けると、
そこには衝撃的な光景が広がっていました。
バイブ。
バイブバイブ。
バイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブバイブ!!!!
あそこにもバイブ!ここにもバイブ!目に入るもの全てバイブ!もはやバイブのゲシュタルト崩壊!!
その数は300本を超えるとのこと!こんなに沢山のバイブ、見たことない!
可愛らしいものから怒張したものまで、古今東西大小様々なバイブで溢れています。
圧倒的な光景に、私は震撼(バイブ)させられました。
「いらっしゃいませ。当店では思う存分バイブを触って確かめてもらえます。ごゆっくりどうぞ。」
店員さん、とても優しい。それまで緊張していたのですが、少し肩の力を抜く事が出来ました。
劣化を防ぐために、手袋を着用をしてバイブを触ります。紳士淑女のエチケット、ナマはダメということですね。
手袋の上からでも、ふにゅふにゅとしたソフトなもの、ごりごりしたハードなもの、さまざまな感触を味わうことが出来ます。
また、ここにある全てのバイブには電池が入っています。つまり、動かせるということです。
非常に強いものから、さざ波を打つような優しいものまで、さまざまな振動を体験できます。
私、実はバイブを触るのは初めて。そう、バイブバージンなのです。
フェティッシュな趣味を持っていなければ、一般女性がバイブを触る機会は正直そんなに無いと思われます。
私も同様に、バイブ縁がなく、バイブそのものにも秘密めいた怪しいイメージを持っていました。
だけども。
今、私はその秘密の花園の真ん中に居る。その秘密の蜜を味わっている。
震えるバイブを握りしめながら、なんだかちょっと感動していました。
私、大人になれたかな。
本日、私、バイブバーで、バイブバーバージンとバイブバージン、卒業です。
(バが多い)
もちろん秘部に当てたり入れたり等は、衛生上出来ません。
でも、どんな電化製品でもそうですが、購入前に実際に手に取って確かめることが出来るのは、ありがたいですよね。
さて、こちらの店員さんは、バイブソムリエとしてバイブのプロだといいます。
せっかくバイブBARに来たのだから、そんなバイブソムリエにオススメバイブを教えてもらいましょう。
うーん、でも、普通のバイブだと面白くないですね。
やっぱり、一番スゴイのが、イイ///
■一番注目のバイブ
「いま一番注目のバイブはやはりirohaさんですね。かわいい見た目が、オナニー女子達に好評なんです。
部屋に置いててもわかんないくらいオシャレですよね。」
かわぃぃ。。。////
特に人気なのが、写真真ん中、irohaさんのYUKIDARUMAという商品です。
さすがオナホメーカーのトップtenga社から発売された女性用バイブ。
研究され尽くした技術は、男性の心と棒を鷲掴みにしたように、女性の心と穴にズッポリと入って行っているようです。
■一番大きいバイブ
「こちら、極太くん になります。まさに、極太ですよ。是非握ってください。」
やだ。。大きいぃ。。こんなの。。無理だよぅ。。/////
極太という名前がぴったりなこのバイブ。握りしめようと思いますが指が回りません。
販売サイトを参考にすると、全長21cm、最大径5cm。
日本人の男根の標準サイズは13cm、最大径3cmとされていますので、一回り二回りほど大きいということになります。
■一番激しいバイブ
せっかくなので動画で。。
やぁぁぁ!!は、激しいぃぃぃ!らめぇぇぇぇ!!!/////
ビチビチビチと跳ね回るバイブ!!こ、このバイブ、生きてやがる!!
男性器としてはあり得ない動き。この動きで女性を翻弄するのですね。
こちら、その名も 白い巨根さん と言うそうです。
白い巨根。
白い巨根。。。
某 財前教授もびっくりな症例でしょう。
助かりたいなら手術しかない。じゃあまずはこの暴れん棒を注射するよ。。そんな台詞が聞こえてきそうです。
■番外編 個人的にスゴイと思ったもの
これもバイブなのです。
職場のあの子が持ってるリップ、ほんとはバイブかもよ?
さまざまな種類があり、全く飽きませんね。
うーん、バイブ界は奥が深いです。
さて、すごいのはバイブだけではありません。
注目すべきはその内装。
男根女陰モチーフで溢れており、秘宝館状態となっております。
BAR入口は女陰の形をしています。胎内回帰を連想してしまいますね。
壁には春画が描かれています。躍動感が素晴らしいですね。
天井の女陰に突き刺さる、巨大な男根オブジェ。芸術の根本は生と性にあると思い知らされます。
こんなところまで!実はドアノブは全て男根と女陰になっています。
この徹底ぶり、お見事としか言えません。
夢中で写真を撮っていたら、
「閉鎖した秘宝館から譲り受けたものも多いんですよ」と店員さん。
なるほど。にじみ出る秘宝館感はそのせいだったのですね。
特に、こちらのトイレは超必見です。
素晴らしすぎる!!!!!!!
神様か!!!!これがトイレの神様か!!!!
あまりの感動に、トイレからなかなか出ることが出来ませんでした。
というか、周りが気になり過ぎて出るもの出なかったです。
そういえば、BAR部分の話を全くしていませんでしたが、もちろんお酒、飲めます。美味しいです。
興奮して喉がカラカラになるので、お酒が進みます。
「バイブはお酒のツマミになるの?」
冒頭抱いた疑問。そう、答えは、YES。
■感想
私のバイブバージンを奪い、私の心にバイブレーションを起こしたバイブBAR。
バイブは、快感を与えてくれるものでなく、感動を与えてくれるものでした。
あの夜が忘れられず、最近では普通のBARが物足りなくなってしまいました。
ただお酒を飲むだけでは何かが足りない。空いた心のこの形、これは何だ。
そうだ、これは、バイブの形だ。バイブが足りないんだ。。。
私はまた一つ、大人になった。
住所:東京都渋谷区道玄坂2-7-4 清水ビル3F
TEL:03-5456-1100
営業時間:17:00〜24:00 日・祝定休
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おまけ
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バイブBARの中央に位置する男根様。バイブ界の今後の更なる発展を象徴しているようです。