【発掘！黒歴史】カセットテープに録音された自前のラジオ番組が出てきた

お世話になっております。ケアムーラです。

現在一人暮らしをしているのですが、

先日、実家が引っ越すことになり、

私の荷物が段ボールで沢山送られてきました。

 

服くらいしか置いてないはずだったので、

おかしいな、こんなに量があったかな・・・と思い、

段ボールを開けてみると・・・

 

沢山のカセットテープが。

 

 

カセットテープ、ご存じですか？

今の主流たるipodやMP3ウォークマンの前は、

ＭＤで、

その前はカセットテープに音楽を録音していたんですよ。

懐かしき音声記録媒体。

ちょっと高級なハイポジテープやメタルテープがあったり、

一度折ったツメをセロテープでふさいで再度録音したり、

テープの穴に鉛筆を差し込んでたるみを直したり。

 

録音した曲を何度も何度も聴くと

テープが擦り切れてオシャカになってしまうので、

本当に大事なものは「保管用」としてもう1本ダビングしなくちゃいけませんでした。

（そういえばオシャカやダビングなんて言葉をタイピングするのは初めてかもしれない・・・）

 

 

いやー懐かしいな〜！と思い、

取り出してみると・・・

あれ・・・？

これ、ＣＤを録音した音楽テープじゃないぞ・・・・？

 

こ・・・

これ・・・

 

これは・・・・・

 

中学生時代に、

自作のラジオ番組を録音したテープだー！！！！！！

 

（イメージ図）

 

好きな曲をＢＧＭに、

架空のリスナーからのおハガキを紹介し、

１人５役でラジオドラマを演じ、

架空の企業のＣＭをはさみ、

エンディングで「それではsee you next テープ！」って言っちゃうような・・・

 

そう、

あの頃、

中学生時代、

私はラジオパーソナリティーでした。

 

 

段ボールにびっしり入っていたこのカセットテープ、

９割が自作のラジオ番組で、

残り1割はそのラジオ番組用の効果音や、

ネタにするために録音したＴＶやゲームの音声素材でした。

 

普通の音楽テープは全て処分したけれども、

これだけは捨てられなかったってやつですね。

 

 

「だが待ってほしい。

音楽テープは処分して、

親に見られたら悶絶死するような自作のラジオ番組テープを

取っておくって、普通、逆じゃない？」

 

 

このような疑問が浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当然の疑問ですね。

 

恥ずかしい黒歴史なんて実家に置いたままにせず処分するところですが、

なぜ大事に取ってあるのか。

 

 

 

これには明確な回答がございます。

 

 

「これは、私の作ったカセットテープではないからです」

 

 

？？？

だって、さっき、自作のカセットテープって・・・・

 

 

 

自作のラジオ番組を毎晩せっせと作っていた中学生時代、

私には一人の友人がいました。

 

作ったテープは彼に聴かせ、

彼もまた、自作のラジオ番組を作りそのテープを私に聴かせていました。

 

（わかりやすい図解）

 

 

というわけで、

いま私の手元にあるのは友人の作ったカセットテープばかりです。

いくら氷の感情を持つ私でも、さすがにこれは処分できません。

 

 

自分の黒歴史じゃないから恥ずかしくないもん！

というわけで・・・

なんの遠慮もなく、

この場を借りてどんどん紹介いたします！

 

 

タイトル「我輩の行く道」

 

プログラムが書いてありますね。

１．オープニング

２．生きるヒントについて

３．思い出話のコーナー

４．嘉門達夫の歌　アイしてりんこ　スキりんこ

５．一発ネタ

６．Ａ面最後のミニトーク　トークアンドトーク

７．僕の美声を聞け

８．嘉門達夫　サザン替え歌大メドレー

９．エンディング

 

フォントいじりは多用したくないのですが、

太字にせざるをえないものがありますね・・・！

まあ13歳ってこんなもんですよね！

 

 

タイトル「メガネと呼ばないで」

 

当時流行っていた「総理と呼ばないで」というドラマのパロディの一人ラジオドラマ、

コント、Ｘの替え歌など。

Ｂ面に替えると「Ｂ面へようこそ」とか言ってるんですよね。ウケる〜

 

 

タイトル「テストのためのテープ」

ラジオ番組というよりは、

テスト勉強がはかどるＢＧＭを入れたり、

勉強をしながらダラダラ録音したフリートークじみたものです。

今でいうニコ生の実況っぽいやつ。

「セポイの乱とセポイの反乱どっちが正しいのん・・・まあいいや。

（パリッ　パリッ）オーザックはうまいけど上あごが傷つくね」

といった、きわめてどうでもいい内容が収録されていました。

 

「僕のレインコートのケースが舞う音」・・・

当時はこれが娯楽の全てでしたので許して下さい。

 

 

夏休みには特大号が出たり・・・

 

 

音楽をメインで入れたシリーズもありました。

魔方陣グルグルが世代を感じさせますね。

坂本九の『上を向いて歩こう』が入ってるテープがあったんですが、

「では次の曲は『上を向いて歩こう』。これは相当昔だけど名曲やね。

歌ってるのは坂本・・・漢字で九って書いてあるけど何て読むか分からん」

と、紹介してました。中学生って感じするなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

人の黒歴史を晒すだけ晒してお前は何もないんかい、

と憤りのあなた。

 

ご安心ください。

 

私の名場面集がありました。

 

これは、私が作り友人に渡したテープの中から、

面白かった部分を彼が編集し、まとめ直したものです。

いわばベストアルバム。

友情感じちゃいますね・・・悶死しそう・・・

 

（わかりやすい図解）

 

 

 

せっせと架空のおハガキを読んだり自作のラジオドラマを流したりしてるんですが、

当時のクラスメイトを、

ベートーヴェンの月光にのせて出席番号順に即興でディスっていく

という狂おしいものがありましたので、

You tubeに動画でアップしました。

「岡田〜頭〜悪い〜塾でいつも怒られている〜」とか歌ってます。

13歳なので許して下さい！！

 

しみじみ思うのは「当時、SNSやYou tubeが無くて本当に良かったなぁ」です。

 

 

 

 

 

以上です。

これを書くにあたって、

友人に昔のテープを軽く紹介してもいいかと連絡を取りました。

快諾してくれましたが、

結構写真付きでがっつり載せているので、

公開と同時にツイッターをブロックされるかもしれませんね。

 

 

 

 

壁に耳あり、障子に目あり、人に歴史あり。

なくて七癖、あって黒歴史。

 

皆様の恥ずかしい思い出は何ですか？