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お世話になっております。第5回となりました。ダサいメタルのCDジャケット紹介です。
今回は2019年4月1日〜2020年3月31日に発売されたものからご紹介します。
辛いけど旨い!という料理のように、ダサいけどかっこいい!というCDばかりです。気になったものはぜひサブスク音楽サイトで探してお試し下さい。ジャケットと曲調が全然結びつかね〜というものも結構ありますが・・・
■ヴィニー・ムーア『ソウル・シフター』
デミ・ムーアでなくて恐縮ですが、ギタリストの分身の術を拝めるのはヴィニー・ムーアのCDジャケットだけ!
スーパー・ギター・テクニックということが、視覚で伝わってきます。残像か本体かは影を見て見破りましょう。
分身の術はリラックスして一服している時も発動。左上にも、いますね。
っていうかテレビの生放送とかで自テレビ画面がテレビ画面に写ってしまったときに発生するアレです。ただナルシストなだけという意見もありますが・・・。
ケース・CD盤面においても、ムーア氏の魅惑的な写真が沢山載っています。超おすすめです。
■ハンマーフォール『ドミニオン』
攻撃力だけでなく防御力も高そう。よく見たら翼も生えているので機動力も。
メンバーも強そう。1曲目の「ネヴァー・フォーギブ・ネヴァー・フォーゲット」は「絶対に許さない絶対に忘れない」って意味ですよね。怖い〜!
どことなくカーチャン感のあるメンバー。
■オーバードライヴ『ソーズ・アンド・アクシーズ』
1984年作ですが2019年に再販されたので今回紹介させていただきます。だってこんなの紹介したいでしょ・・・
悪いものが地球に憑りついたのでしょうか。剥き身の斧を腰に付けているのは危ないと思います。あと地球の斬り方がほとんどゴルフと同じ。露出の多さはプロゴルファー猿以上です。
再発盤ならでは。過去のバンドの写真が沢山載っていてほっこりするブックレットです。家族写真でも昔と同じポーズで撮ったみたいなやつ、良いですよね。
どのメンバーがどのバンドを経てきたか、といったバンド家系図。すげー。日本のバンドならメンバーチェンジが結構多いことで評判の「くるり」でこういうの見てみたいですね。
■スターメン『ウェルカム・トゥ・マイ・ワールド』
星のマークをペイントした男達といえばスターメンです。私もWELCOME TO MY WORLDとか言えるくらい自分に自信を持ちたいものです。右から2番目はオモコロのダ・ヴィンチ・恐山さんのように見えますが多分違います。
スタイリッシュ!これはダサくはないのでは・・・?ちょっとオシャレなのでは・・・?
あっ、そうでもなかった! ショーパブのマジシャンみたいでギターよりトランプが似合いそう。
おじさんのコスプレ感がありますね・・・。恐山さんも写真だと全然恐山さんじゃなかったです。
■ヨルン『ヘヴィ・ロック・ラジオ2』
とにかく雷や電撃の類と親和性が高いこの界隈。こちらは拘束されて電流を流されているのでしょうか・・・
スイッチを押すのはトリ人間。これもデイリーポータルZの人たちではありません。
私もこんな風に老けたいです。
この作品は過去の名作ハードロック・ヘヴィメタルのカバーアルバムなのですが、カバーすることを「ヨルン化する」と言っているそうです。
ヨルンのカバーしたホテルカルフォルニアです。ヨルン化のほどをご確認下さい。
■ダーティ・シャーリー『ダーティ・シャーリー』
片田舎のヤンキーカップル、もしくは最近のファイナルファンタジーといった印象です。バットを持っているんでしょうか?
私もこんな風に老けたいです。
持っていたのはやはりバットでした。右下は、血痕・・・? 妙にあだち充な感じを受けるのは私だけでしょうか。
■シリアス・ブラック『スイート226』
ダサいメタルジャケット特集の第1回目の1枚目で紹介したのがこのシリアス・ブラックさんでした。相変わらずで安心します。モンスターエナジーを点滴しながら足でSUITE226と描いているという意味を考えてはいけないシチュエーションが最高です。
ケースのイラストと対になっているのがまたニクい演出ですね。
■QUAYDE LAHUE『LOVE OUT OF DARKNESS』
どれだけググっても読み方が分からないQUAYDE LAHUE。ジャケットにするにふさわしい美しいフォームですね。フォームは美しいのになぜダサいのでしょうか・・・ジャケットになるから・・・?
ドラムの人はなんだか優しそうです。ヴォーカルの人はタンバリンも担当してるそうです。「担当はヴォーカルだけじゃなくてタンバリンも書け!」って主張したのでしょうね。
■アンヴィル『リーガル・アット・ラスト』
最新の節水っぷりを紹介するために特別に作られた半透明の洋式トイレではありません。アンヴィルはカナダのバンドですが、カナダでマリファナが合法化されたのが2018年10月。その翌年、女神がマリファナを吸うジャケットの「LEGAL AT LAST(ついに合法に)」というこのCDが発売されたというわけです。
人が良さそうなメンバーとの対比がいいですね。
ギターボーカルのリップスさんは、デビュー後もあまり売れず給食配給センターで働きながらバンドを続けていたそうです。
今回は以上です!最後に集合写真をどうぞ。
閉塞感のある時勢ですが、元気出して行きましょう!
過去シリーズ
第1回記事(2014年4月1日〜2015年3月31日発売のものから)
第2回記事(2015年4月1日〜2016年3月31日発売のものから)
第3回記事(2016年4月1日〜2017年3月31日発売のものから)
第4回記事(2017年4月1日〜2019年3月31日発売のものから)