銭湯中級者対談!〜サイゼリヤにて〜

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店員さん:スープでございます。

K:この冷たいパンプキンスープ、メニューに「コクがあるのにキレが良い」って書いてあるんだよね。

N:コクとキレを求めてパンプキンスープを注文したことは無いなあ。

K:ラテアートみたいにこの生クリームで絵を描けないかな。
ほら、こうやって、フォークの先で引っ張って。

N:エロいの描こうよ。

K:・・・ダメだ、なかなか難しいね。あ、スープが出たところでこの話題かな。


【銭湯のあとにどんな飲み物を飲む?】

N:まあサウナーとしてはオロポを推すけどねえ。

K:俺飲んだことないんだよね。オロナインH軟膏とポラギノールA軟膏だっけ?

N:いや、オロナミンCとポカリスウェットだよ。

K:美味しいの?

N:美味しい美味しい。

K:あれは2本買って、コップをもらって作るの?半分飲んで入れる?

N:まあよく言われるのは、ポカリを容器のラベルのラインまで飲んで、そこにオロナミンCを注ぐ。『かるまる』行ったなら普通にメニューにあったのに。

K:あ、そうなんだ。なんか短時間のコースにしたから慌ただしくて気付かなかったな。

N:まあ、あそこはレモン水やライム水みたいなのが何種類か無料であるしドリンク買わずに済むけどね。

K:うん、あれで満足してしまったなあ。俺はお題出しといてなんだけど、銭湯の後に飲むものは毎回バラバラだね・・・湯上がりだとなんでも美味しいし。

N:そうだね。銭湯の後の飯もなんでも旨い。

K:コンビニで売ってる、カップに入ったカットライムやグレープフレーツのやつを休憩所で食べてた人がいたな。

N:絶対最高なやつだね。

K:果物はいいよね。あ、果物の湯船に入ったことあるよ。りんごやレモンがゴロゴロ入ってるやつ。

N:そんなのあるんだ!普通ゆず湯くらいじゃない?

K:高円寺の小杉湯で、なんかイベントって感じでやっててね。

N:あー小杉湯、有名だよね。まだ行けてないんだよなあ。

K:好きだけどいつも混んでるのが玉にキズかな・・・

N:良い銭湯ほど混むのは宿命だね・・・おっさん達の汗に浸かりにいくような感覚に陥るし、このあたりはヤマアラシのジレンマだね。


店員さん:メインでございます。




K:プレステのゲームで「THE 銭湯」ってやつ知ってる?

N:知らない!そんなのあるの?

K:うん。Simple1500シリーズの、シンプルな銭湯経営シミュレーションゲームなんだけど、結構面白いよ。今はプレステストアで315円でダウンロードできる。

N:(スマホで検索)これか!プレステ1のソフトの画面ってこんなだったなー。

K:金を払って設備を整えて、毎週の行動を「清掃」「宣伝」「番台」とか選んでパラメータが上下するの。で、設備が良くて宣伝とかちゃんとしてたらお客さんが増えてお金が増えて、そのお金でまたちょっといい設備を買っていくみたいな。マッサージ椅子とか。


N:めっちゃ面白そうじゃん。

K:でしょ。で、これやってて思ったんだけど、自分でもしリアルに銭湯経営するならどういう風にやるかなーって。


【自分で銭湯をもてるとしたらどんな経営をするか?】

N:どうやったら普通に生きてて銭湯経営するシチュエーションになるか分かんないけど、考えると楽しいだろうね。

K:後継者不足に悩む銭湯経営者が、この対談記事を読んで依頼してくるとか?

N:あー・・・道で困ってるおばあさんを助けたら実は銭湯経営者だったとかね。

K:まあ確率は低いけどゼロではないし・・・

N:俺が経営するとしたら・・・まあ予算次第だけど、綺麗で設備を充実させて、休憩室にマンガやゲーム機を置いて・・・あ、でも綺麗を維持するのは掃除が大変だったり、休憩室にマンガを置くと長居で回転率が悪くなったりするのか。

K:そうそう。あんまり繁盛しすぎてマナーの悪い客が増えても嫌だし、独自性を強くすると全国浴場組合に入れなかったり。

N:自分が行きたい銭湯と自分が経営可能な銭湯とじゃ違うし、そのあたりのバランスは難しいね。全国浴場組合は入らなきゃダメなの?

K:よく分かんないけど入らないと銭湯って名乗れないのかな?

N:よく分かんないね。入ってるから470円(東京)の共通価格なんだっけ?

K:よく分かんないけど多分そうだと思う。

N:銭湯ってどこも470円で統一されてるから比べたりするのが面白いんだろうね。

K:ほんとそれはあるね。小学校の頃の遠足のお菓子を買うのと同じで、250円分とか決められてるからこそ、その中でどうやりくりして選ぶかとか、友達とお互い何を選んだか見せ合うのとかが凄く楽しいみたいな。470円っていう同じルールがあるからこそ銭湯めぐりが楽しいってのはあるかもね。

N:桜台の久松湯とXXのXの湯が同じ470円とか信じられないよね。

K:久松湯すごいよね。というか経営の話にならないな。

N:対談っていうか深夜のファミレス雑談だね。進行役みたいな人がいないと・・・。


店員さん:デザートでございます。

K:いや、でもこの流れで

【ルールやモラル無視で最高の銭湯を作れるとしたら】

を話そう。

N:これは絶対楽しい議題だね。

K:公序良俗に反するようなものは後で記事にする時カットするから、とりあえず自由に話してみようか。


***



N:これ全部カットになるんじゃない?

K:自分のブログだったらいいんだけどなあ・・・全部カットせざるを得ないね・・・

N:そう考えると、突っ込んだ話の対談ってネットじゃ公開できないよね。

K:炎上怖いね。この前、学生時代の友達とZOOM飲み会を初めてやってみたけど、誰かこっそり録画してるかもしれないと思うと、ほとんど話せなかったな。

N:いやZOOM飲み会やるのは友達でしょ!?さすがにそこはもうちょっと人を信用してもいいと思うけどな・・・

K:夏目漱石の『こころ』に書いてあったんだよ。もとから悪人がいるんじゃなくて、普通の人がいざという時に悪人になるんだって。だから普段から「この人になら裏切られて構わない」という人だけに話すようにしないと・・・

N:今日のテーマって銭湯だよね?

K:だから今もある程度セーブして話してるし。

N:ひどい!





【銭湯の初心者、中級者、上級者とは?】

N:これは行った回数とかじゃなくて?

K:うん。これは俺の持論を主張するコーナーなんだけどね。露天風呂や水風呂やサウナが揃ってたり綺麗だったりの、設備が良い銭湯を楽しめるのが初心者。熱い湯船しかない銭湯でも楽しめるのが中級者。騒がしい大学生の集団が入っていても楽しめるのが上級者。

N:ほうほう、ん?うん。

K:本当の音楽好きは壊れたラジカセから流れてくる音質の悪い曲でも楽しめる、みたいな。

N:あー、なるほど。

K:この定義だと俺はこの先いつまで経っても上級者になれる気はしないんだけどね。

N:まあ確かに騒がしい大学生の集団は気になるね・・・


※※※




K:まあこのお題は冗談だけど、そんなことを思索するのも、銭湯でゆっくり風呂につかっているからこそということです。

N:今長々と大学生に対する憤りを喋ってたけど、このあたりも記事に載せる時は全カットか・・・

K:そして閉店時間が迫ってきたしそろそろ出なきゃね・・・





【最後に、銭湯で一句】

ノビタ作。句意:サウナと水風呂を何往復もしてバッチリととのい、夕食に思いを馳せながら脱衣所に戻ろうとしたところ、入口付近の洗い場を利用していた客のマナーが悪かった。鑑賞:光が濃いほど闇の濃さもまた際立つことを怒りとともに表現している。

ケアムーラ作。句意:パートさんがよく休み、その穴埋めで残業をして銭湯の営業時間中に帰れない。鬱々とデータ入力をしながら、今晩入れたはずの湯船に思いを馳せる。鑑賞:元から週4日勤務なんだから歯医者の予約は元からの休みの日に入れるべきである。




N:今日はありがとうございました。

K:俺の交友範囲の問題で参加人数2人だったけど、もっと人を集めて第2回を開催したいね。

N:てっきり今日は何人かいて色々聞けると思ってたんだけどな・・・



終わり

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