ホットドリンクをつまみに飲んだらそこは新しい世界

金曜２３時５５分。夫も子供達も寝ました。私は疲れ張っています。気力、体力、やる気、すべてありません。お酒をのんでゆっくりしたいという欲望しかありません。

暖冬と言われても寒いものは寒いです。お酒をガブガブ飲みたいですが冷たくて困ります。熱燗？お湯割り？いいえガブガブ飲みたいのです。火傷こわいです。

私も丁寧な暮らしを営んでいることでは定評がありますから、カラダにもココロにも優しい生活を心がけています。そんな私がズバリ言いますと冷えは良くないです。とにかく良くないです。良くないといったら良くないです。体を冷やすことすなわち生命（いのち）、ひいては魂を冷やすことであり、スピリチュアルが汚れて大変なことになります。ホッコリ温まりながらお酒を飲みたい。でも面倒なことはしたくない。そこで頭をひねって考えました。温かいものを飲みながらお酒を飲んだらどうだろうか…

1.ストロングゼロVS…

さあ飲むぞ。一週間のすべてを終えて開けるストゼロの缶のプルタブを上げる音。なんだか現代短歌みたいになりました。

こんな汚れのない透明なストゼロに合わせて飲む温かいものって何だろう。やはりここは限りなく透明に近いうす茶色、「永谷園マツタケの味お吸い物」ではないか。

およそ20年培った片手につまみ、片手に酒という二刀流スタイルは譲れないので、お椀でなく手でつかみやすいマグカップでお吸い物を作ります。

１０年以上愛用しているマグカップです。見ての通りネスカフェのおまけですが、適度な重みが丁度よく使いやすいです。新卒で入った会社の工場実習で何故か貰いました。内側が白いのでいつものお吸い物の新しい姿が見えます。いつも制服のクラスメイト、いつもスーツの人の私服姿を見た感じ。海苔、真四角だったんだ…。

余談ですが150年ぐらい前、いつもスーツの人といわゆるデートをした時、小洒落た店に食事に行くのにその人がタンクトップ姿にエコバッグみたいなトートバッグを肩に掛けて現れめちゃくちゃ驚愕した経験があります。（その後告ってもないのに何故か振られるという屈辱の終わりがあります）

さて、準備完了です。まずは酒をぐいっといきます。そして間髪いれずにお吸い物を飲みます。

しょっぱい…あたたかい…

率直に言って大変良いです。ストゼロの強さ、ストゼロの「スト」の部分をなだめてくれる。アッパー系のストゼロをお吸い物のやさしさが中和してくれるのです。こんなに優しい気持ちでストゼロを飲んだことがあっただろうか？

これに味を占め別の組み合わせでもやってみます。

２．白ワインVS…

冬でもガンガン冷やした白ワインが飲みたい〜！そして一緒に飲むのは…

コーンスープ。

コーンスープを飲んで、白ワインをいきます。自分、行きます！

率直にうまい。クリームの風味と白ワインがバッチリ合う。美味しんぼに載ってました？と聞きたくなるほどパーフェクト・マリアージュ。そしてスープを飲むことでお腹がほかほかして胃にもそれなりに重みがくるので、めちゃくちゃ満たされた気分になります。はっきり言っておすすめです。リピ決定です！（言ってみたかった）

３．赤ワインVS…

白ときたら赤をやらないわけにはいきません。定めなのです。やります。

赤ワインに合う液体って何だろかしら。バレンタインの時期、ワインとチョコの組み合わせが推されていたのを思い出す。チョコ…ホットチョコレート…ココア…！

※動物のラベルのワインを見ると手あたり次第買ってしまう癖があります。

飲んでみます。

…ナシです！

ココアのミルク感と赤ワインが絶望的にマッチしません。ぴえーん。ぴえールエルメ。

おにぎり＋ビール、カレー＋ワイン、ケーキ＋焼酎。他人に心は開かずとも、つまみに対しては何でもウェルカムな姿勢で受け入れてきた私もこれはダメでした。

やむなくココアを飲み干してからワインを飲むことにしました。これはこれでココアでお腹にほっこりの素地が出来ているので、そのあとの赤ワインもホンワカした気分で飲めて良いものでした。

４．まとめ

温かい飲み物自体がそもそも基本的に皆リラックス物質なので、それにアルコールが入ると心地よい浮遊感を感じ気持ちよくなることができます。石油ファンヒーターが暖炉に見えてきます。

殺伐とした現代社会。外は怖いものでいっぱい。ハイエナズクラブをご覧の皆様におかれましてはクラブでテキーラを煽るのも飽きた頃でしょう。

そんな時は家にひきこもって、温かい飲み物をつまみにお酒を飲んでホンワカしてはいかがでしょう。

※個人により多少お腹がタプタプしますが心配ありません。