一番誠実なチーズハンバーグを探せ!

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ケアムーラ
東京在住。18平米のワンルームでぬいぐるみと30人暮らし。自分のことは嫌いだけど自分語りは大好き!

お世話になっております。ケアムーラです。

私は飲食店に行くとメニューを熟読玩味するタイプなのですが、令和という新しい時代になってなお、メニューの写真と実物とが悪い意味でかけ離れているものを目にします。

私は、悲しいです。そんなメニューを作って恥ずかしくないのでしょうか?そんなせこいことをして、それがたった一回の人生の使い方ですか?



奇跡としか言いようのない確率で生まれてきて、

周りの人に助けられて成長して、

その果てが詐欺メニュー作成ですか??



襟を正して、誠実なメニューを作ってほしい。そのために、「誠実のお手本」を探して提示したいと思います。


数年間にわたる調査の結果、誠実のバロメーターは「チーズ」にあると突き止めることができました。

今回は、全国展開しているファミレスのチーズハンバーグをいくつかご紹介しますので、どこが一番誠実なのか、一緒に確認していただければ幸いです。





調査1:デニーズ

まずはデニーズから。初っ端から、なんともおいしそうな見た目ですねえ!チーズが、ハンバーグからはみ出て鉄板に海を作ってるじゃないですか!?チーズの海、チーズシーとでも言えばいいのでしょうか???そんな海があったら、、、飛び込んでみたいものですよ!チーズの海で溺れて窒息するならそれも本望!さあさあさてさて、そんな期待度マックスのデニーズのチーズハンバーグ、実物はどんなもんでしょうか???



えっ・・・?干上がってる・・・?これは、どういうことでしょうか?私はメニュー写真の、鉄板にこぼれて海を作っているチーズに惹かれて、鉄板にこぼれて海を作っているチーズハンバーグを注文したのに、出てきたチーズハンバーグは鉄板にチーズがこぼれて海を作っていない・・・?ひょっとしたらこれは、もしかしたらこれが、、、人間の、原罪・・・?



数ヶ月後。私は気を取り直してデニーズを再訪しました。別のチーズハンバーグを注文してみたいと思います。絶世の美女にだって化粧ノリの悪い日があるのと同様に、信頼と安心のデニーズにだってそういう日はあるでしょう。今回はフランス産ラクレットとパルミジャーノがたっぷりかかったハンバーグを注文してみました。



!?フランス産ラクレットとパルミジャーノは!?タコの足みたいなシメジしか乗ってなくない???と思ったら別皿にチーズがありました。これをその場でハンバーグにかけるように店員さんに教えていただきました。これは楽しいですね、粋ですね。ハンバーグ全面をラクレットとパルミジャーノで覆い尽くしてやりましょう!



あれ・・・??おかしいな・・・真上から全部かけたはずなのに、ハンバーグの表面を滑り落ちて手前に少したまっただけだぞ・・・というかそもそもチーズの量が物凄く少なかったような気がしないでもないな、っていうか物凄く少なかったぞ!?



比較画像です。



ご確認ください。


誠実でしょうか?不誠実でしょうか?







調査2:COCO’S

気持ちを切り替えて、別のファミレスを確認しましょう。私の高校時代の友人の妹の友達がバイトしていたことでおなじみのCOCO’Sです。モッツァレラトマトの包み焼きハンバーグ。有史以来包み焼きがまずかったことなど無いしこの先も未来永劫無いのですが、チーズの誠実さについては検証が必要です。



ほどほどチーズが乗ってますね!さっきのデニーズに比べるとメニュー写真にはそこそこ近い・さほど遠くない・詐欺ってほどではないと言えると思いますよ!そしてホイルを破る時のワクワク感はプライスレスですね。



こちらも比較画像をご確認下さい。ホイルの開け方が若干雑ですが、これはワクワク感の裏返しです。いい歳しても、落ち着いて開封できないんですよね。







調査3:ロイヤルホスト

秦の始皇帝が絶賛したことで有名なブリュレパフェを看板メニューに持つロイヤルホストに来ました。今回注文するのはオーブン焼きチーズハンバーグ。価格帯も高めのまさにロイヤルプライスですが、メニュー写真通りチーズがたっぷりだからでしょうか??確認してみます!



これは、若干、少なめですね・・・!全体を覆い尽くしていません。メニュー写真と違いすぎて不誠実、と断言できるほどではありませんが、少し残念です。でもまあ、ロイヤルホストにはブリュレパフェがあるし!



デニーズ、COCO’Sに続き3つ目の比較画像ですが、こうして並べることはある種の罪なのでは?と頭をよぎりました。社会は綺麗事だけでは回らない事実・・・配られたカードで勝負しなければいけない現実・・・







調査4:サイゼリヤ

ファミレスのチーズハンバーグ、あと4件紹介します。次はサイゼリヤ。私はかなり通ってる方ですが、チーズハンバーグを注文するのは今回が2回目です。最初に注文した時は、メニュー写真とのチーズの量の比較なんて、ましてやそれが誠実さのモノサシだなんて考えもしませんでしたね。だってサイゼリヤはその価格帯だけで既に誠実だから・・・



これは撮るアングルが良くなかったかもしれないですね!自分で自分の企画意図を理解していないとは、何年記事書いてるんだって話ですね。申し訳ありませんでした。チーズハンバーグのチーズの量としては写真の9割くらいはありそうですね。いい感じですね!



しかしこうやって全体を俯瞰してみると、お皿の半分以上がポテトとコーンなんですね。メニュー写真だとチーズハンバーグが8割くらいに感じるのに・・・やっぱり誠実なのは値段だけか・・・?







調査5:やよい軒

大航海時代、スペイン・ポルトガルが覇権争いの果てに辿り着いたのはやよい軒の「ごはんおかわり自由」システムだと言われています。そんな素晴らしいお店のチーズハンバーグがメニュー写真とかけ離れたチーズの量、なんてことはないですよね。全体的に味の濃いやよい軒のチーズハンバーグ、メニュー写真のチーズの色も濃いですね!期待して着定を待ちましょう!



サラダの存在感と味噌汁にわかめゼロなのが気になりますが(メニュー写真のわざとらしいまでのわかめをご確認下さい)、チーズの量はほぼメニュー写真通りではないでしょうか?



4種のチーズのうち、チェダーチーズの割合が少なめなのでしょうか。色が薄めですね。



ご確認下さい。色が薄いくらいで、チーズの量的にはほどほど良い感じではないでしょうか?この色の薄さはごはんのおかわり自由でカバーできるかと思います。







調査6:ガスト

Cafeレストラン・ガストに来ました。チーズインハンバーグが有名ですが、「チーズONチーズINハンバーグ」を注文しました(開発陣は『このメニュー名は我ながら巧い』って思ってそうですね)。真っ白チーズがトロっとかかっているまさにその瞬間のメニュー写真ですね。右下にある小さめの写真が全てチーズがかかった後の状態ですね。鉄板の半分強をチーズが覆っています。これは楽しみですね!



ギョギョギョーッ!!肉ですがさかなクン風に驚いてしまいますね!海だ、チーズの海だ!



誠実を超えた誠実!


ガストよ、それは無理だ!僕に、世界に存在する最も美しく、しかも劇的な形容詞をさがせたって。凄すぎるよ、あんまり。僕の流した感動の涙じゃゆるしてくれないというのかい!







調査7:びっくりドンキー

そして最後は実力派のびっくりドンキーを訪れました。チーズがおくるみのようになっているフォンデュ風チーズバーグステーキの300グラムを注文しました。



シズル感!おくるみのチーズを、肉汁が中から突き破ってるみたいですね!これは気分が高揚します。



ご確認下さい。メニュー写真よりも「生きてる」感じがしますね!ぴったり同じでありませんがここには不誠実さなど微塵も感じられません!







【おわりに】

以上、7つのファミレスを股にかけて、メニュー写真と実物が近い「誠実なチーズハンバーグ」を探しました。一番はやはりガストでしょうか?こういった議論は答えを出さないのが第2弾に続けるコツですので、判定は皆様にお任せします。



しかし、しかしながら、最後に『関係者には自分の来し方行く末を見つめ直して欲しい』という気持ちをこめて、誠実さについて疑問を持たざるを得なかったお店の写真を再掲させていただきます。






(味は美味しかったです)




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