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禁止アイコンとは
いわゆる路上観察趣味において、「ある要素に着目し、収集する」というのは基本的な楽しみ方のひとつです。その中でも、あまりに大量にあり過ぎて且つ今更感がぬぐえないために逆に誰も手を出さないもののひとつに「禁止アイコン(禁止マーク)」があると思います。
こういうやつです。ピクトグラムに対して赤の斜線、みたいなフォーマットで、何らかの行為を禁止することを示したアイコンです。これで「禁煙」という意味であろうことは大人は勿論、日本語の読めない外国人などでも理解できることが期待されます。
禁止に限ったわけではないですが、ピクトグラムの研究においては「ピクトさん学会」という大御所が存在します。そういう背景もあり今更集めても……という雰囲気があることは否めません。
しかし、数十年前と比較し秩序とモラルの向上した現代の日本社会において、ピクトグラムではなくこの「禁止アイコン」に着目すると、世間にはあまりにこれが溢れかえっています。例えばコチラ。
ひとつの遊具に対してこの禁止っぷり。こういうのは親が教えましょう。
「キャンパスハラスメント」の例だそうです。こういうのも色々あるんですね。
要するに「ここの芝生ではちょっと座る程度に留める範囲でまったりしてください」ということです。あまり禁止禁止で縛っていくと「じゃあ書いてないことはやっていいの?」と極論をかざしてウンコをし始めるような人が出てくる懸念もあります。
色々なトラブルを想定しての貼り紙であることは重々承知ですし、書いてあることはゴモットモ、それ自体を否定するつもりは毛頭無いのですが、しかし、しかし、あまりに禁止されすぎやしませんか。それに、よく見ると味わいがありませんか。
落書き行為のアイコン。宝塚の衣装ではありません。
フンをする犬は禁止マークのこちら側なのに、サッカーの人物は禁止マークの向こう側。多分、フンが絵に入らないからこうしたのでしょうか。
歩きスマホの禁止というのは10年前にはありませんでした。いかにも「新しい禁止行為」と言えます。
……このように、やたらと細分化し、そしてあまりに氾濫しすぎたせいで見過ごしている「禁止アイコン」を改めてじっくりと集めて眺めてみたいと思います。
禁止アイコン界のニューウェーブ、「ドローン禁止」
ここ数年で急速に一般化したドローンですが、同時に様々な社会問題やニュースにもなったことは記憶に新しいと思います。諸々の施設やイベント等では、社会にポッと出のドローン君に対しては手厳しいわけでして、当然のように使用が禁止されます。
この明朝体で小型無人飛翔体と仰々しく書かれると例のアニメを思い出しますね。
いらすとや先生の出現率よ。
こちらもドローンを禁止する貼り紙です。まだ社会に馴染んでいなく、ルール整備も曖昧な状態なので「とりあえず禁止しとこう」と思っている人が結構いるというのが現状なのかと思います。まあしかし当然ですが迷惑な使い方はやめましょう。
スケートボードは禁止され界の4番バッター
最近はドローンの禁止が目立ちますが、やはりみんなの嫌われ者代表格のひとつはスケボーかもしれません。
スケボーはこのように具体的に名指しで禁止される例が多いです。
「迷惑行為」と括られる場合もありますが、とにかく高橋名人くらいスケボーを乗りこなせてないキッズたちの行為は危ないことが多いので納得ではあります。
スケボーで走りはじめて……
スピードが出て……
何らかのトリックをキメっ! でもこれ全部禁止〜〜〜〜!!ってことですね。
路上ライブなど
禁止され定番といえば路上のライブやパフォーマンス行為。気持ちいいのはやってる本人と「この人をワタシが支えているんだ」とウルんだ瞳で見続ける“最初のファン”(ただし、もしマジで売れたら普通に捨てられる)だけという最悪のケースが散見されます。
だから禁止されます。
この人、さりげなくレフティ。
夜中にギターとマラカスのデュオ。ゆずの劣化コピーみたいな感じかもしれません。やたらテンション高いっぽいけど。
その他、味わいのある禁止アイコンもついでにご紹介します。