ホテルの朝食バイキングに見る心理

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赤祖父(赤ソファ)
青ソファ、黄ソファ、赤ソファの三色からなる「徳ソファ」から分離したうちの一人。三人がふたたび一人に戻るとき、大勝利が待っているという。

引き続き朝食バイキングを眺めます。

【例④】

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東京・品川のハム食べ放題の朝食バイキングと思しきひと皿。当然のようにハムが主役とばかりにてんこ盛りであるが、こんなに食べたら間違いなくしょっぱい。それでも生ハム食べ放題と言われたら食べねばならぬのが人情というものだ。クーポン券があれば使うし、お得なランチセットがあればそれを選ぶ。そんな「選んでいるようで選ばされている」ようなところを突かれた状態である。

【例⑤】

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まずこの例では洋食で組み立てられており、中年男性がまずチョイスしないであろうパンケーキとシリアルという組合せである(30〜40代の中年男性は子どもの頃に「朝食にはケロッグのシリアルがナウい」として流行りかけた時代を体験しており、しかし皆すぐに飽きたので、今更いちいち選ばない人が多いと思われる)。更にしっかりサラダとフルーツもチョイスされ、女子っぽさが強調されており、まあこれは女子であると言える。ただし納豆らしきパックとソーセージが全体の調和を乱しており、特にソーセージは性欲の暗喩であるとは言えまいか。

【例⑥】

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これもご飯とパン、さらにスパゲティも並ぶという、大人ならバカ扱いされるチョイスであるが、チラ見えしている通り2歳の幼児のために選んだ朝食バイキングなので全然バカではないのであり、食べられるものを食べられるだけ選んだ感じになるとこうなる(アレルギー持ちのため)。

なお写真には撮れなかったが隣にいたデブの一家の息子が余裕でソーセージばかり20本近く取っていたので、妙な納得感を覚えた。

【例⑦】

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右手のヨーグルト的なものを見るに海外のホテルと推測できる。ご飯は無く洋食基準になるのは当然ではあるが、真ん中の大判焼きだかパンケーキだかのよくわからない主役とその上にかかったこれまたよくわからないソースがいかにも海外らしい。またこれは恐らく選択肢が基本的に無くて「要らないメニューを省く」パターンの朝食バイキングと推察される。ゲームでいう一本道RPGみたいなものである。

【例⑧】

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いただきもの写真であるが朝からカレー?ハヤシ?と思ったがExifでは確かに9時台だったので朝食と考えられる。しかし朝を演出するのはオレンジジュースとヨーグルトだけ。周囲の目を気にしてか、ファミレスにおけるパセリ的な扱いでちょっとだけ乗せられたサラダ的なものと春雨的なものがなんとなく物悲しい。あとどうでもいいけどスクランブルエッグの朝食バイキング出現率は異常。

【例⑨】

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朝にしてウキウキするタイプの朝食であるが、例①と同じく、別格扱いのオムレツと玉子焼きが被っており、更に半熟卵までいるあたり、欲深さを感じさせる。しかしご飯の量が少なめなのと無意味にインスタ加工されていることから女子の朝食バイキングであると推察できる。女子はサラダで食い過ぎを誤魔化すのである。

おわりに

個人的には安旅が中心だったのでなかなかホテルの朝食バイキングがあるホテル自体に泊まることも少なかったのですが、最近は子連れで旅行することもあり朝食バイキングがあるようなホテルに泊まることも増え、その中で「やっぱり朝食バイキングいいな」と再確認させられた次第です。皆様の朝食バイキング写真はTwitterハッシュタグ

#ハイエナズクラブ_ホテル朝食

で投稿いただければ幸いです。もし数があつまったら特集の第二段を行いたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします! 全然来なかったら一人で集めてまたやります…。

おまけ

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ロサンゼルスの空港近くのホテルの朝食バイキング。元々のラインナップもケバケバしく、また信用できる野菜もなく、で朝からこんな有様になった。悲しい。