食品サンプル百景

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赤祖父(赤ソファ)
青ソファ、黄ソファ、赤ソファの三色からなる「徳ソファ」から分離したうちの一人。三人がふたたび一人に戻るとき、大勝利が待っているという。

こんにちは。赤ソファと申します。
この度ハイエナズクラブ主宰のzukkiniさんにスカウト(モテる、ヤレる、ハベラせられる!と吹き込まれ)され、記事を書くことになりました。後日聞いたら「あり、をり、はべり、いまそかり」のラ行変格活用を呟いていただけとのことですっかり騙された次第でして、退会には2兆円かもしくは目or耳or指四本のいずれかを差し出さねばならないということで、やむなくアフィリエイトでこのサイトが2兆円稼げるまで頑張って記事を増やしていこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

ぼくは街歩きをして食品衛生法の目をかいくぐっているような味のある店に立ち寄るのが好きなのですが、そうした店の店頭にある食品サンプルに注目しています。
食品サンプルはほぼ日本独自の文化だそうで、最近では外国人のお土産などでも注目されているそうです。合羽橋のお店なんかに行けば一般人でも買え、キーホルダーサイズのものなど様々なものがあります。

店頭にあるものは、通常食欲をそそり入店を促すような魅惑のメニュー群を3Dビジュアルで伝える重要なアイテムなのですが、まあ歴史のある店の場合はその店の歴史が刻まれたり刻まれなかったりすることもあるわけです。幾つか例を見てみましょう。

まずは典型例としては、サンプル自体が変質してしまって別の食べ物になっているパターン。

左上:ピザトーストの隣は○○が乗っているように見えます。

右上:味噌ラーメンは長年の歴史を経て意思が芽生え今にも襲ってきそうです。そういうエロマンガ見たことあります。

左下:味玉がクリームのように見えますが、それより奥のサボテンが卑猥で園山真希絵もビックリです。

次に、割とどうでもよくなってるパターン。全然関係ないものを置きだしたり、逆に食品サンプルを排除してただのショーケースになっている場合もあります(ただこの場合は変質したサンプルを置きっぱなしにしないという意味ではいいのかも)。

左上:宣伝のためのサンプルがカムフラージュされています。典型的な一見さんお断りのサイン!

右上:最近読んだ本から旅行の土産物がどんどん食品サンプルを侵食しています。

左下:そして最後は趣味の品だけになります。ここの店主は招き猫に憑かれています。キン消しやエログッズを並べる店もありますね。

そして更に進むと、完全に諦めたか、あるいはただの物置きの棚として活用するパターン。本来当然ながら、店の入り口の目立つ部分にあるにもかかわらず、そのことをすっかり忘れている様子です。

左:パフェ、逆さになったカップ、そして犬。きっとダイイングメッセージなのでコナン君助けて!

右:このコーナーだけなら国立近代美術館の特設展示の陶芸かというほどの風格と贅沢な空間使い。陶芸っていうか灰皿ですが。

最後に、自分でどうにかしようとして余計ドイヒーな様子になっているパターン。

ポタージュスープのように見えなくもないこともないですが、実はこれ、オレンジジュースのサンプルなのです!!

経験上、食品サンプルがちゃんとしていない店でも美味しい店は沢山あります。気持ち悪いサンプルが放置されていても決してヒかずに暖簾をくぐってみましょう。ただし味も衛生面も保証しませんのでどうぞご承知おきください。