【無名人インタビュー4】カップラーメンの卒業式に参加しました!

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ケアムーラ
東京在住。18平米のワンルームでぬいぐるみと30人暮らし。自分のことは嫌いだけど自分語りは大好き!



それで、K村さんは今回カップラーメンを卒業して、さらなる健康を目指すということでしょうか?




はい。最近、本屋に行くと投資系の本が平積みされているのを見ませんか?資産形成とか、FIREとか、お金の大学とか・・・




———確かに見ますね。政治でも「貯蓄から投資へ」を掲げていますね。




ただ、金融投資には当然ながら元手となるお金が必要です。「入金力次第」という面があり、毎月1万円投資できる人は毎月10万円投資できる人の10分の1しか成果をあげられません。それに対して、健康への投資はお金が必須ではなく、利回り無限大の可能性を秘めています。




———不勉強で恐縮ですが、利回り無限大とは・・・?




例えば、日本人の生涯医療費のうち60%以上が65歳以上で使われています。厚生労働省の直近のデータから見ると、20〜24歳の1人当たり医療費は年間5万円、65〜69歳ですと年間36万円です。

あえて都合良く数字を使って解釈するとしたら、歳をとっても若者並みに健康でいれば、年間30万円以上の医療費が浮くというわけです。金融投資で将来30万円の利益が出るのも、健康投資で将来30万円の出費が減るのも同じだと思いませんか?




———なるほど。それで、健康投資はお金が必須ではないから利回り無限大、と。




はい。さらに考えを進めて、健康投資により寿命が延びたとします。現在、年金受給者は平均で毎月約14万円、年間約170万円をもらっているそうです。1年長生きすると170万円余分にもらえるって・・・超オトクだと思いませんか!?利回り無限大ですよ!




———すごくポジティブな考え方ですね。




私が子によく読んでいる絵本で、『うえきやさんがやってきた』というものがあります。植木屋の職人さんが弟子に「10年20年先の枝振りを考えろ」と言って木の枝を切ってみせるシーンがありますが、まさにそれですね。今日明日の行動が、10年20年先の健康を左右するんです。







色々な考え方がありますが、私はFF5のフルリメイクが遠い将来出ると信じているので、それを待つために健康な状態で長生きしたいと思っています。

・・・前置きがかなり長くなりましたが、そろそろ卒業式を始めたいと思います。




———はい、よろしくお願いします。式次第を渡されていますが・・・まずは卒業生の入場です。




※BGMで『威風堂々』が流れています。




———次に、開式の言葉。

「これより、カップラーメンの卒業式を始めます」

こんなもんですかね。

次は、国歌斉唱です。




※BGMで『君が代』が流れています。




———では続けて、通常は学校長式辞、来賓祝辞、祝電披露がありますが、今回、特にそういったものはいただいておりませんので省略し、カップラーメンの調理・実食にうつりたいと思います。







———あ、ここで立って食べるんですね。




基本的に家では座りません。座っている時間が長いほど死亡リスクが増加するという研究がありますので。読書も、アイパッドで絵を描くのも、全てはこのキッチンカウンターの上で行っていますね。




———キッチンカウンターというか、4つ並べたカラーボックスですよね。







いやー、美味しかった。卒業式だと思うと、感慨深いです。




———スープは飲み干さないんですか?




の、のっ、飲み干すわけないでしょう!あ、あっ、あなた、何を言ってるんですか!何グラムの塩分が入ってると思ってるんですか!?




———(健康オタクにカップラーメンのスープを飲み干さないか聞くと、こんな顔するのか・・・)

しかし人生最後のカップラーメンとは、なんだかエモいですね。前「ブルダック麺を食べたけどめちゃくちゃ美味しかった、感動した」とツイートされてましたが、ブルダック麺ももう二度と食べないんですか?




あれはカップラーメンじゃなくて袋麺なので、今回の卒業からは対象外です。




———えっ・・・?




袋麺のストックはこのキッチンカウンターの中に沢山ありますよ。







ちなみにカップラーメンも、卒業とは言うものの、別に、人生において二度と食べないわけじゃないですよ?実際の卒業にしたって、卒業生がOB・OG面してたまに遊びに来るじゃないですか!




———もっとストイックな方針かと思ってましたが、結構ゆるい卒業なんですね。




カップラーメンを食べるのは身体に悪いですが、カップラーメンをこの先の人生において二度と食べられないというストレスは心に悪いです。健康とは、身体と心を両輪としてスムーズに回っていることが重要なのです。







一応、卒業証書を自分で作成しました。

インタビュアーさんに送辞をお願いしておりますが、よろしいでしょうか。




———はい、先ほどお願いされたのでやっつけで恐縮ですが、送辞を述べさせていただきます。




厳しい日差しも峠を超え、過ごしやすい秋の予定に意識を向ける時季となりました。輝かしい今日という日にカップラーメンを卒業されるK村さん、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

今、K村さんと過ごした時間を振り返ってみますと、加工食品を購入する際は常に成分表示をチェックされていたり、塩分の濃い外食をした後にトマトジュースを飲んでカリウムでナトリウムの排出を狙われていたり、いつも私たちに健康オタクとしての姿を背中で語って下さっていたのだと実感します。

食生活について交際相手に苦言を呈してウザがられていたというエピソードは忘れられません。反面教師として良き手本とさせていただきたく思います。

健康に気にする人ほど交通事故で死んでしまいそうなので、お気をつけ下さい。K村さんのこれからの健やかなご活躍をお祈りしています。




ありがとうございます。感動してしまいますね。交通事故には気をつけます。

それでは次に私からの答辞を・・・




※答辞については信じられないくらい長かったため割愛させていただきます。要旨としては「健康のためなら死ねる」というものでした。




———それでは以上を持ちましてカップラーメンの卒業式、および、無名人インタビューを閉会させていただきます。

卒業生の退場です。




※BGMで『マイ・ウェイ』が流れています。




ありがとうございました。







過去のシリーズはこちらからどうぞ。

第1回無名人インタビュー(年収100万・東京ひとり暮らし)
第2回無名人インタビュー(ロリータ嬢のお宅訪問)
第3回無名人インタビュー(ブラック企業が文学青年を変えた)

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