2020年代は「手荷物おまとめ台」の時代が来る!!!!

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赤祖父(赤ソファ)
青ソファ、黄ソファ、赤ソファの三色からなる「徳ソファ」から分離したうちの一人。三人がふたたび一人に戻るとき、大勝利が待っているという。

数年前から見かけるたびにコツコツ写真に撮りためているものがある。それは「手荷物おまとめ台」だ。



ときに粗雑に、


ときにはハイソに、手荷物をまとめるために存在している。決して注目されない。注目させない。そんな愛おしい、それでいてとても役立つ、あるとないとでは大違いな手荷物おまとめ台よ。




手荷物おまとめ台は、個人的な観測範囲で2020年から急速に広がりつつある気がしている。あると便利だが、これまでそこに気を遣ってきた店はそれほど多くなかった気がする。ところが昨今、色々なタイミングやニーズが重なって増えている風に感じられるのかもしれない。そして増えてるのであれば、この流れは止められない予感がする。便利だし。




トイレの前にも手荷物おまとめ。そう、特に子連れだったりするとトイレだって何かとワチャワチャしがち。こんな台がひとつあるだけでお店への評価は爆上がりじゃありませんか。手荷物……まとめよっ?





このコロナ禍の中、急遽増設されたであろう手荷物おまとめ台。ワイルドなほどに商品に思いっきり被さっていますが、手荷物をまとめられる台は多いに越したことはないという昨今の風潮を象徴している風景と言えます。






こちらのスーパーでは「お買い上げ商品を詰める台としてお使いくださいませ」と書かれています。そう、これは緊急で増設されたタイプの手荷物おまとめ台です。実はこの台の正体は、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言下でイートインスペースが閉鎖、そこで余ったテーブルが活用されていたのです。元々手荷物おまとめ台自体はありますが、これは「密」を避けるための施策でしょう。アリモノを活用する素晴らしい対応です。





こちらはドライアイス製造マシンの利用者専用のおまとめ台がありました。画面左上のマシンで都度ドライアイスを製造するのですが、そんなのは荷物があったらできません。あって然るべき荷物置き場です。ここで製造したドライアイスはビニール袋に入れ、アイスや冷凍食品と一緒にレジ袋等にまとめて入れることになりますので、設置マストのおまとめ台と言っていいでしょう。




こちらも手荷物おまとめ台の需要増に併せていち早く増設をした事例。私はここのスーパーの以前も知っていますが、手荷物おまとめ台が以前の4倍に拡張されています。これは凄いことです。




こちらのスーパーも急ごしらえで買い物の袋詰め台を増設。これだけ増やしてもらえたら安心して優雅に手荷物をまとめられるというもの。




まとめると、
①衛生面、ソーシャル・ディスタンス確保の意識向上
②人口減、外出人口減、あるいは店舗等の減少による相対的な「空間余り」の発生
③高齢化社会の加速に伴う身体的負荷軽減策へのニーズ増

全部適当にもっともらしく書きましたが、こうした問題意識へのムーブメントの高まりから、2020年代こそ「手荷物おまとめ台」の時代が来ると断言できます。え、来るから何だって? いやいや、おじさんはそういう冷めた目線は良くないと思うナ! 手荷物おまとめ台業者の株が爆上がりとかあるかもしれないじゃないですか……(投資は自己の責任と判断でお願いします)。

アアッ! これは手荷物おまとめ台ではない!!!! 注意が必要ですね。ここで荷物をまとめたら怒られるかもしれません。

※ちなみにこれは公衆電話があった遺構でしょう。そういうものを集めたこともありますので併せてご覧ください。

https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1607/12/news012.html
街中ロストガジェット:「消えた公衆電話」と「残ったもの」

そういうわけで2020年代は手荷物おまとめ台が来る。今以上にあちこちで見かけるようになるでしょう。もし皆様が生活している中でそう感じたら、ちょっとだけこの記事のことを思い出してください。来なかったとしても「来なかったな」と思うためにちょっとだけこの記事のことを思い出してください。以上です。

(おわり)