ハイエナズクラブ編集部

需要の無いところから需要をつくる新時代の残飯系提案型情報サイト、ハイエナズクラブです。「誰にも必要とされてないものをとにかく詳しく」の精神で活動しております。弱点は目と権力です。

最優秀賞！！！

（投稿者：おおきち様）

【作品概要】

「たんぽぽハウス」というリサイクルショップチェーンを全て回りイカした服を探すだけのシンプルかつ気合いの入った記事！！何でも買い取りするリサイクルの理念追及の結果、個人やサークルが作った、ハイパー・プライベートブランドまでも販売され、店内のカオス度は10,000カオスです。

とりあえずヤバさについては幾つか写真を見てもらえればわかると思います！

「Rina」のTシャツ。誰なんだ。

オバマ一家のTシャツが何故かたんぽぽの綿毛のように上野広小路店に着床。

TAKANOBU JUMONJIのTシャツがたったの315円。

有名人を勝手に使ったTシャツぐらいなら可愛いもので、、、

店内には個人が作った他人には到底着まわせない汎用性ゼロのTシャツにも値段がついて売られている。記事のラストに登場する超プライベートブランドにも大注目！

【審査員のコメント】

赤ソファ

まず、家庭に不要になったTシャツがあって、通常「捨てる」という判断をするものまでが何故かここには流れ着いているという様子を見て大変勉強になりました。きっと北朝鮮から謎のゴミが流れ着く日本海側の海水浴場のようなものなのでしょう。お店としては昔にデイリーポータルZに出たこともあるようですが、時間が経っているので時効＋切り口が異なるので全然OKかと思います（ちなみに著名なWebライター何人かに聞いた共通意見は「3年経てば時効と考えていいのでは」、とのことです）。記事としての完成度も大変高く、文句なく優勝かと感じました。で、この後はすぐにオモコロやDPZに行くという流れでしょうか（泣）。

ケアムーラ

「墓掘り人」を意味するグレイヴディガーは知ってましたが、たんぽぽハウスディガー！ディグるって言葉、いいですね。僕がこの手の『モノ探し』に行く時は「パトロールしてくるか・・・」と心で思っていたんですが、今度から「ディグってくるか！」と心で思うことにします。コレクションは何か良いものを見つけるという結果に目がいってしまいますが、収穫無しの店舗や切符を無くして自転車で２DAYSになった過程もあって、一緒に探しているかのように面白く読ませていただきました。いつかコレクションする過程のコレクション特集とかやってみたいですね。

会長

記事としての完成度がダントツで、迷うことなく最優秀賞に選ばせて頂きました。動機、収集過程、途中の小ネタ、最後のオチ・・・・、たんぽぽハウスを題材にした時点で勝負は決まっていたのかもしれませんが、ここまで面白くなったのはたんぽぽハウスから押し寄せてくる美味しいネタをうまく処理する能力があってのこと。

我々は甘〜い球ばかり投げるピッチャーにはえてして、力んで内野ゴロになってしまいがちですが、おおきちさんの右へ左へ打ち分けるバットコントロールは見習いたい！全店調査とくればボリュームのある記事なのに一気に読める疾走感は、我々としてもとても勉強になりました。ありがとうございました。

そんなダサいTシャツが大好きなモノ好きのおおきちさんにはハイエナズクラブTシャツのどちらか好きな方を差し上げます！（読者の皆様、たんぽぽハウスにこれ売ってたらおおきちさんの仕業なので密告してください。）

入賞作

〜着眼点は素敵！もう一工夫でもっとおいしい残飯情報に・・・・！〜

今回寄せられた作品の中で、着眼点はとても素晴らしいものを、募集した側特有の上から目線でいくつかピックアップさせて頂きました。ほとぼりが冷めた頃にハイエナズクラブがパクっていても絶対に怒るなよ！！

作品名：街中のコーヒー飲料（投稿者：まな！様）

【コメント】

今回の応募作の中で写真の撮り方がダントツに良くて勉強になりました。写真の上手さがある為、擬人化やストーリー仕立のテイストも合っており、味のある風景として楽しめました。

題材としてはそこら中にあるモノなので、個性を出すには何か制約を与えると良かったのではないかと思います。ハイエナズクラブとしては、「どうやって置いたかわからない！極限地帯にある置き缶コレクション」として今度パクらせて頂きます。

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作品名：工事現場によくいるあの人（投稿者：にしのしほ様）

【コメント】

「飛び出し注意」や「工事現場看板」は、街中コレクション系にハマる人の入門編で、結構カブってしまうのが正直なところ。このテの老舗コレクションモノで差をつけるのはもはやコメント力か、何か新しい視点を与えるしかないと思います。そういう意味ではにしのさんはコメントで差をつけられる方で、「耳からWifi」などの表現は僕も大好物です。

それに加え、今回は落書きされ（おそらく）て半裸になったオジサンや珍しい壷モノが混ざっており、コレクションとしても魅力的。ハイエナズクラブとしては「ええい、紛らわしい！街にはびこる偽Wifiスポット！」として今度Wifiおじさんの画像1枚、パクらせて頂きます。

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作品名：段差スロープの色々（投稿者：tmkk様）

【コメント】

数は正義だと思いますので、沢山集めたその努力だけで最高だと思います。いい大人が立ち止まりスロープの写真を撮った、人の目を気にしながら・・・・！その事実だけで素晴らしいことなのです！ただし、今回類似作となってしまったワタナベさんの「ねじれの渡し」と比べると、ただのスロープではいささか物足りなさもあります。無理やりでも良いので分析や分類、考察があると嫌でも深みが増します。

先ほども書いたとおりコレクションには何か制限を与えると魅力がグンと上がるように思います。そんなわけでハイエナズクラブとしては「緊急開催！！段差スロープの傾斜キツすぎ選手権！！」として大いにパクらせて頂きます。

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作品名：無人販売所（投稿者：塾長様）

【コメント】

しっかりした分類、また近場でサラっと調べたのではない物件採取場所の分散具合が素晴らしい！神奈川、山梨、長野・・・と、長年かけて集めた感があって最高です。

それにしても最後に出てくる「セルフ採り型」がめちゃくちゃ気になるんですが、これだけに焦点を当ててみっちり体験取材をされていたらさらに素晴らしい作品だったことだろうと思います。というわけで、ハイエナズクラブは緊急特集「長野県北佐久郡で当サイトがたまたま発見！セルフ採り型無人販売所！」という記事として近日中にリリースしようと思います。

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