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みなさんこんにちは。
もうすぐ12月、スキー、スノボーといったウィンタースポーツのシーズン到来を心待ちにしていた方も大勢いることと思います。
長野冬季五輪の成功、またその後の冬季五輪におけるメダルの獲得数をみても分かるとおり、わが国におけるウィンタースポーツの人気は、欧米のウィンター・スポーツ大国に全く引けを取りません。
しかし忘れて欲しくないのが、今に続くわが国のウィンタースポーツシーンの、その黎明期〜発展期を支えた偉大なる先人のことです。
その名は、アルペンスポーツ。現在も連綿と続くこの偉大なるスポーツチェーンの現在(いま)を知り、感謝の気持ちを持ち続けるのはどうでしょう。
能書きはほどほどにして、早速本日の元アルペンたちをご覧ください。
東京都府中市から届けられたGOLF5の写真。分かりづらいですがこれも元アルペン。
元アルペンがよくやる手口ですが、三角形をすっぽりと覆う四角形の、通称「烏帽子」。
元ユニクロの大半がGUに変わっているがごとく、多くのアルペンスポーツが系列店であるGOLF5に変わっているのでチェックを怠らないで下さい。
(提供者:拙者様)
千葉県柏市の元アルペン。
本屋、釣具屋、ネットカフェと並ぶ4大元アルペン受け皿として知られるのがカー用品店。
このコーナー、「視覚の暴力」という言葉を度々使っておりますが、本件もシカボー案件の可能性があります。
もっとも、イエローサブマリンが海面から姿を現したような雄大な御姿には、幾らかの評価が与えられても良いと思います。
(提供者:ヨシイ氏)
三重県から寄せられたのはおなじみの釣具業界。
完全に運転中に連射して撮ってんじゃねーのかという躍動感あふれる一枚ですが、えてして元アルとの遭遇とはそういうもの。
それにしても海を思わせるマリーンブルーの配色が国道沿いに映えますね。視覚の暴力!
かつて山に向かっていた人々がいつしか海に向かう。マウンテン・トゥー・シー。(中学英語で失礼します)
(提供者:DJ taiki様)
茨城県那珂市で入手したのは新興勢力としてその筋では超有名な、酒のやまやチェーン。
新潟県燕三条駅前や、東京都北区などでもやまや元アルが確認されており、元アル界の盟主である快活CLUBなどが警戒を強めていると聞きます。
(筆者撮影)
愛知県刈谷市から届いたのは、すげえ弱そうなF1チームみたいな色をした元気いっぱいの元アル。
毒をもったカエルや芋虫は「俺には毒があるぞ!」というメッセージを外敵に伝えるため、いわゆる警告色と言われる派手な色を身にまといます。
マジであるなら黙って食われればいいジャンという突っ込みは置いといて、こちらの元アルも同じように「俺には過去があるぞ!」というメッセージを世に発している模様です。
(提供者:お餅様)
群馬県前橋市のオートバイ用品専門店ナップスは圧巻のカラーリング。
こちらも毒々しいカラーリングで警告色の様相。「俺にはオートバイ用品があるぞ!」という警告でしょうか。別に問題はありません。
(提供者:赤ソファ氏)
同じく元アルペン名産地として知られる前橋市から、アルペン→GOLF5ときて、リフォームの中山へジョブチェンジした元アルをご紹介。
最初に紹介したGOLF5の名残が、三角形を隠蔽する「烏帽子」に現れています。
リフォーム店を標榜するわりには自分の店舗のリフォームが結構ズサンなのは笑っても良いポイントなのでしょうか。
(提供者:とめさん)
ウィンタースポーツの盛んな寒い地域では元アルペンが発見されるケースは少ないのではないかと思っておりました。
しかし今回ようやく幾つかの寒冷地産元アルペンが採取されてしまいましたのでご紹介していきたいと思います。
長野県諏訪市からお仏壇の太田屋が厳粛なカラーリングにて登場。
うぐいす色とやまぶき色、お線香の箱にも通じる「お仏壇カラー」で元アルペン感を完全排除。
元スポーツ用品店とは到底思えない滋味深い建造物に見えます。三角のシンボルも仏塔(ストゥーパ)に見えてくるから不思議です。
(提供者:人がダメになる過程様)
同じ長野県から、人の写真が載ってるタイプの非常にレアな元アルが報告されました。
店舗名はフォトスタジオ・シャレニー。かつて鈴木紗理奈が「シャレになんない」というシングルを出しましたが、このデザインもそのようなニュアンスで捉えさせていただければ幸いです。
独裁国家の指導者が家族のポートレートをバンバン壁に貼っているかのような、アグレッシブなPR戦略には大変好感が持てます。
(提供者:まい様)
山形県鶴岡市から、元アルペン施工実績ナンバー1の名門・快活CLUBがエントリー。
元アル任せればお手の物、快活CLUBの店舗担当者とアルペンスポーツ店舗開発部の癒着もささやかれ始める昨今ですが、個人的にはジャンジャンやってくれればよいと思います。
(提供者:柴田プロ)
最後を飾るのは北海道は釧路市に出現した視覚の暴力系元アルペン。
「寒い地域では元アルペンは存在しない」という想像をしておりましたが、このように立派な元アルペンが確認されてしまいました。
ウィンタースポーツがある程度定着してしまったことで、今度はそこに個人的なこだわりを求める時代が到来、選択肢と共に購入ルートが増えたことも影響しているのではないかと思います。
スポーツウェアの中でも、割りとサイズ感がラフなイメージがあるので、ある程度分かっていれば実店舗での購入も重要視されない傾向にあるのでしょうか。
(提供者:リトル田中氏)
無理やり色々と理由を考えて見ましたが、個人的には「店舗を増やしすぎた」に尽きると思います。
次回の元アルペン特集もよろしくお願いいたします。
発見した元アルペン情報は
twitter:@bokunonoumiso
までビシバシお寄せください。
【今週の元アルフレンド】
このコーナーは元アルペンをはじめとする居抜き物件を積極的に利用する素敵なお友達をご紹介するコーナーです。
今週のお友達は、かめや釣具さんです。元アルペンのほか、元ユニクロでは国内実績ナンバーワン!
その筋の方々からは「かめやはヤバい」とすげえ抽象的に尊敬されているKoolなお店です!リンク先の店舗紹介をディグって、チェケラしよう!