一番剥きやすい柑橘はどれだ!?【20種類計測】

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No.11

【ジューシーオレンジ】5分25秒(4個平均)

4個剥きましたが個体によって薄皮からの剥がれやすさがだいぶ違います。味はどれもたまらなく美味しいのですが、写真の個体は身が柔らかく、かなりグズグズになってしまいました。ゼリーにすればよかった。ちなみにこれに限らず柑橘は、今回剥いてみた限りでは、常温に置いているもののほうが剥がれやすくて甘みも強く感じます。やはり食べる直前に冷やすのが良いのでしょうね。

No.12

【サンクイーン】5分58秒(5個平均)

江戸時代、現在の大分県である府内藩主は家来を引き連れ江戸まで向かい、このサンクイーンを幕府へ献上したそうです(サンクイーン交代)。

果肉が外皮に多く残ってしまいました。

水気がたっぷりですごく美味しいです。それと引き換えに薄皮を剥がすのが困難を極めました。何かを得るには何かを失うという良い例ですね。

No.13

【清見オレンジ】6分55秒(4個平均)

清美なのか清見なのか気にしたことがありませんでしたが、清見が正しいようです。ノイズにしかならない情報で恐縮ですが、『天地無用!』では清音が好きです。

これもかなり身が割れてしまいました。私が信じ、続けてきたこの剥き方、全ての柑橘類に当てはめるのは傲慢でしかないのでしょう。

No.14

【不知火】5分17秒(2個平均)

「不知火ってどんな味なの?」「知らぬい」という会話が、今日も日本の各地のスーパーで交わされています。

薄皮の身へのくっつき具合はトップレベル。体感的にも5分を超えるものは剥いてる途中で「だるい・・・」と思ってしまいますね。しかしその大変さに見合う美味しさでした。柔らかくて果汁が多く、ほどよい甘さ。

No.15

【メロゴールド】4分20秒

mellow(柔らかな、まろやかな)な味わいでgoldな見た目だからメロゴールド、だそうです。グレープフルーツの酸っぱさが苦手な方は一度試してみて下さい。

白くて厚い皮が農薬から守ってくれています。

薄皮がペリペリと気持ちよく取れます。外皮と厚い白い皮を剥くのに時間がかかり、トータルタイムとしては4分20秒でしたが、薄皮の剥がしやすさはトップレベルでした。

No.16

【たんかん】5分50秒(5個平均)

行商人が短い桶に入れて売り歩いていたため「短桶(タンカン)」と呼ばれ・・・って、そういうのは一般の情報サイトに譲るとして、「手でむけるオレンジ」だけあって良いタイムが出せるのではと期待しましょう。

外皮は気持ちよく取れます。

しかし薄皮は取り辛く、かなりいらつきました。5個剥いた平均タイムが5分50秒。完敗といってよいでしょう。しかし全てを許せるジューシーであま〜い果肉。

No.17

【甘夏】4分55秒(5個平均)

皮がゴツゴツしている甘夏。苦戦が予想されます。

薄皮との剥がれ具合はそこそこなのですが、種が結構多かったです。とはいえ房が大きく個数としては少ないため5分を切ることができました。

No.18

【ぽんかん】4分33秒(6個平均)

Lサイズのみかん、といったところです。

剥きやすい!ジジジジッと柔らかくスッと外皮を剥がせます。今回の20種類の中で一番外皮は剥きやすいです。

みかんと同じタイプですね。剥かなくてもそのまま食べられるやつ。

とはいえ他と揃えるために薄皮を剥きます。たまに種もあり結構時間がかかります。今回の20種類の中で一番薄皮が薄いです。

これは平均タイムが4分33秒だったのですが、4分33秒って奇しくもジョン・ケージの名曲と同じですね。私は芸術は良く分からないので4分33秒の無音を聴くために座っているよりは、4分33秒手を動かして美味しい柑橘を剥きたいと思います・・・

No.19

【晩白柚(ばんぺいゆ)】12分42秒

熊本名物、晩白柚。ひと玉780円で入手しました。ご覧下さい、この大きさ。かの松尾芭蕉も晩白柚を前にした際は「晩白柚 とにかくでかい 晩白柚」としか詠めなかったそうです。

この外皮がめっちゃ固いです。

いつ折れてもおかしくない箸。

ガバッと開きたいところですが、かなり力を要します。メリ・・・メリ・・・と開いていきます。

ちびまる子ちゃんに出てくる永沢君の頭みたいな感じですね。この外皮を外すだけで3分12秒かかりました。

削いでいきます。晩白柚、独特な香りです。表現し辛いのですが、ただ甘酸っぱいだけはないというか、芳香というか、深みがあるというかなんというか・・・私は結構好きです。

房によって大きさがかなり違います。

身がしまっていて弾力があり、一粒一粒も大きいです。薄皮から剥がしやすい。薄皮と言いつつも結構厚いですが。

ハート型じゃん・・・同じくハート型のアジフライをしのばせる告白よりも晩白柚の皮の方が絶対いいですよ。少し苦みのある恋の香りがするんですよこの柑橘は・・・

やりきりました。かなり時間がかかったような体感ですが、実際は12分。種がほとんど無かったからですかね。あっても、中心部に細かいのが数個かたまっているのですぐ取れました。しかしネットで検索すると大きな種が沢山入っているものもあり、結局は個体差なんでしょうね。

No.20

【グレープフルーツ】3分58秒

最後はなじみ深いグレープフルーツです。家とは反対方向の西友に行くのが面倒で(これほど愚直に何分も何十個も剥いているのに結局面倒さを克服できていない!)、駅ビルに入っている高級スーパーで買ってしまいました。198円。

なじんではいるのですが、他と比べて初めて気付く柔らかさ。剥きやすいってほどではないですが、晩白柚の後ではもう何でも楽勝に思えますね。

さて以上で20種類剥きました!

結果発表!!

いやー、たくさん剥きに剥いて、結論が出て良かったです。

あと4分で家を出なきゃ遅刻する!という時、いよかんなら間に合うということが分かりました。

調査としての精度と信ぴょう性は怪しいので、あくまでも参考ということで宜しくお願いいたします。

今回エントリーした他の柑橘も含めたまとめをご紹介します。

よく見ると、同じ種のものや産地の近いものが近いカテゴリにおさまっていたりして、面白いですね。

私からは以上です。この拙い調査が皆様の柑橘ライフの一助となれば幸いです。(とか言っておきながら、この記事のリリース時期が、大概の柑橘の旬が終わった頃というのが申し訳ないです・・・)

今回の記事の一番の功労者である100均のキッチンタイマー

余談ですが、この記事作成に要した時間は、全20種類合計67個の柑橘を剥いた時間が約350分、スマホで撮影した写真の選別と画像調整で60分、PCに移した画像を記事に貼り付けて調整するのに50分、条件や結論やまとめの画像作りと調整に20分、テキストに150分、合計で約630分です。

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