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お世話になっております。
皆様は柑橘類は好きですか?私は好きなのですが、みかん以外は剥くのが面倒で、安く売っていることがあっても敬遠してしまいがちです。
ですが、ノーペイン、ノーゲイン。『めんどくさい』の克服無しには柑橘満喫ライフはおくれません。
今回は、お店で見かける柑橘類で、どれが一番剥きやすいのかを調査してみました。
剥きやすい、については「私の普段の剥き方で、一番短い時間で剥き終わるのはどれか」と定義します。
基本条件は下記の通りです。
令和という新時代、東京オリンピックを目前に控えた今、何かにチャレンジする機運はここに高まれりです。私も重い腰を上げて、トライしてみたいと思います。たちあがれ、日本!
No.01
【ハッサク】4分31秒(5個平均)
エントリーNo.1はハッサクです。私は熊本生まれの親がハッサク好きで、幼い頃は常食していました。
今回採用する剥き方は、少し特殊かもしれません。まず真横に切れ目を一周入れていきます。
切れ目を一周入れたら、箸を少し刺して、缶切りのように一周して外皮と身を剥がしていきます。
上下に箸を入れて一周ずつしたら、外皮をひっぺがします。
皮と身を綺麗に分離。
身の白い皮だけを剥いていきます。
果肉のみにします。このままかぶりつきたいですね。
果肉のてっぺんから指を入れて房を分け、隙間の空いたところからペラペラと薄皮を剥がしていきます。
取り外した外皮をお皿にします。こうすると素人でも多少は綺麗に盛れるような気がしませんか?今回はこの剥き方で統一し、20種類の柑橘を剥く時間を測ってみます。
No.02
【土佐文旦】9分27秒
私は近所にある安い八百屋さんで一玉300円程度で買ったのですが、一つ一つこのシートが巻いてあって、基本は高級品なんでしょうね。
割としっかりした薄皮、結構しっかりした身。
種がとにかく多いです!ひと房に4〜7個くらいあります。しかも身にしっかり刺さっていて取るのも大変。かなり時間を取られました・・・
種を全部取ると可食部はだいぶ減ります。
抜け殻のようになった薄皮。この剥き方は楽しいですよ。
控えめな甘さながらも独特で爽やかな香りとかすかな苦み、ほどよく噛み応えのある触感。年齢を重ねると理解できる深みをもった味わいとでも言いましょうか、かなりクオリティの高い柑橘だと思います。苦労した甲斐がありました。
犠牲も出ました。
No.03
【いよかん】3分22秒(4個平均)
合計20個調査しますので、皆様のギガを圧迫しないようにここからの画像はポイントのみに絞ってサクサクと進めます。次はいよかん。口当たりが優しく、爽やかさや酸っぱさは控えめで、柔らかで甘〜い味でおなじみですね。
果肉がめちゃくちゃ柔らかいです。ソフトに扱おうと心がけても薄皮から外す際にグズグズ崩れ、綺麗な形で出来上がったものは1〜2房のみでした。種は3〜4房に1つあるかないかで、種を取る時間が無いので時間短縮にダイレクトにつながりました。
No.04
【はるか】3分57秒(6個平均)
2〜3月くらいにしか出回らないような気がします。上品でさわやかな甘さなのでぜひ探してみて下さい!
身が柔らかく、薄皮を剥くのが大変でした。ネットで軽く検索すると、グレープフルーツのように半分に切って、スプーンで果肉をすくって食べるのがオススメされていました。そりゃそうですよね・・・でも私はこの剥き方とこの盛り方が好きなので、このまま進めさせていただきます。
No.05
【デコポン】5分23秒
とにかく甘くて柔らかくて美味しいデコポン。身は柔らかく、薄皮の薄さはかなりのものです。今回最薄レベル。みかんのように外皮を手で剥けて、薄皮も食べられます。よって今回の私の剥き方、やっている行為はあまり意味が無いと言えます。
No.06
【ネーブル】6分45秒(4個平均)
ネーブルオレンジ。果頂部のくぼみがへそに似ていて、へそのことをnavelと言うからネーブルオレンジらしいですよ。外皮と身がしっかり癒着していて外すのが難しかったです。また箸を折るところでした。
この状態で目を書けば簡易てるてる坊主ができます。
薄皮もなかなかしっかりくっついていて外すのが大変でした。種が無かったにも関わらず6分台後半の厳しいスコア。
No.07
【パール柑】11分55秒
個包装で高級感がありますね。文旦の血を引いているそうです。ということは剥くのが大変なのでしょうか・・・
出た!文旦ファミリー特有なのでしょうか?この種。種がしっかりと身にしがみついていて、めちゃくちゃ取り辛かったです。私は慾はなく決して怒らずいつも静かに笑っているタイプなのですが、今回ばかりは非常にイライラしました。
しかしその大変さを補って余りある美味しさ。爽やかな甘酸っぱさに、ほのかに苦味を感じるツウの味です。
No.08
【宇和ゴールド】4分02秒(4個平均)
河内晩柑という種類の柑橘で、流通する地域によって呼び方が色々あるそうです。ジューシーゴールド、愛南オレンジ、美生柑、夏文旦、サウスオレンジ・・・この企画で20種類剥き比べするんですが、ジューシーゴールドと美生柑も別物として写真撮って項目作っています。最後の最後に気付くという、それもまた人生の縮図ですね。
薄皮から身が剥がれやすいため、なかなか良いタイムが出ています。もう少し果汁が少なければ3分台を狙えました。
No.09
【スルガエレガント】4分10秒(4個平均)
スマホのメモに「スルガエレファント」って間違えてメモしていました。それのみならず、「エレファントなだけに大味と言いたいところだけど普通に美味しい」という、勘違いを前提としたコメントを残しており、なんか恥ずべき人間ですね、私は。
剥きやすさは、ハッサクに似た感じ。房を分けると自然にある程度薄皮が剥がれて気持ち良いです。
No.10
【美生柑】4分53秒(3個平均)
「果物の芸術品」とまで書かれています。自らハードル上げますね!
この真っ白な皮をこそいでいく作業は割と楽しいです。
自然光でどうぞ。
『天然生活』っぽい写真を目指しました。味は美味しいし香り高い。しかし当企画で評価するのは「剥きやすさ」。平均タイム4分53秒は、剥きやすさ的には恐縮ですが「並」ですね・・・。5個入りを買ったのですが、うち2個を親へ何かのついでに送りました。こういう珍しめの柑橘って1個ではあまり売ってなくて普段買わないから嬉しいと喜んでいました。良かったですね。