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再び高円寺。本日はちょっと珍しいホットドッグのお店を紹介したい。
店の名前は「不思議の窓」、名が体を表す好例であるこのお店、とても変わったスタイルで営業をしている。
それは高円寺のパル商店街を少し横に外れ、スナックの集う裏道の中にひっそりとたたずむ小さなお店である。
店の看板には思いっきり「優(ゆう)」って、ものすごく優しくなさそうな書体で。
近寄ると「いらっしゃい。」と窓からにょっきり顔を出す女性に尋ねてみた。
「スナックですよね」
「ううん。ホットドッグのお店なの。」
「優(ゆう)ですよね」
「ううん。不思議な窓なの。」
こ、これは一体どういうことだろうか。
よく聞けばこのお店、通常スナックとして営業している「優(ゆう)」に間借りし、日曜と月曜しかオープンしていないとのこと。
日月の午後のみ営業。なんだか砂漠に突如現れるオアシスのようなお店なのである。
「凄く人気があるの。」
相変わらず窓から半身だけ出すこの女性が店主。通称窓ガールである。愛嬌十分だ。
「不思議な窓」の営業中は決して店内には入ることは出来ず、「優(ゆう)」の窓、及び前に置かれたテーブルがホットドッグ屋の「不思議な窓」となる仕組み。とても変わっている。
きけば、元々別の店舗でやっていたがこちらの「優(ゆう)」のオーナーのご好意でこちらに間借りすることになったとか。
この窓と、その前のテーブルが「不思議な窓」、それ以外が「優(ゆう)」、これを理解出来るにはJapanのエンガワ文化を以ってかからねばならない。この店、「不思議の窓」とは意味上の空間なのである。
そして「不思議な窓」営業中は決して中には入ることは出来ず、相変わらず「優(ゆう)」の窓から顔を出す女性店主と窓越しに会話を続ける不思議。
改めて中に入ろうとしたが「中はダメなの。」と二度も断られた。かたくなである。
ファン急増中。まさに今この瞬間にも世界のどこかで1人、2人とファンが急増している・・・
「かもしれない運転」しかり、何事も「かもしれない」の精神に越したことは無く、本当に大きいかどうか分からないホットドッグを食む。
美味い。
テーブルでは追いつかず、その辺に並べてあった椅子を起用に用いて簡易路上パーティである。
まだ昼間で閉まったままのスナック通りでひときわ目立つホットドッグ集団。
プレーンホットドッグと塩ガーリックホットドッグ。どちらも390円。個人的には塩ガーリックがオススメである。
今回は試さなかったが、他にコールドドッグなる、デザート系のドッグも人気とか。奥が深い。
日月の限定された時間でしか味わえない高円寺の裏通りグルメ、是非ともトライしてもらいたい。
住所:東京都杉並区高円寺南4-24-4 橋本ビル 1F
電話:03-3314-6998
※お問い合わせの際は「ハイエナズクラブを見た」とお伝えすると電話ガチャ切りされると思います