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回転寿司に一人で行くと果て無しないユートピア、紛れもないフリーダムがあります。今日は一人で回転寿司に行く喜びを皆様にも知ってもらいたく、その魅力をご紹介したいと思います。
回転寿司は自由であるべきである
最初に少し能書きを。
回転寿司はその性質上、お客側に自由度があり、選択権があります。だからこそ何かとその取り組み方には個人差があり、結果として誰かと一緒に行くと少なからず誰かのマイ・ルールの影響を受けてしまい思うような回転寿司アクティビティを楽しめないといったケースが多々報告されております。
回転している寿司を避ける人がいます
例えば回転している寿司を「新鮮じゃない」「しなびてる」「誰かの唾が」などと小さい理由をつけて、全てタッチパネルからオーダーする派の人。
自分の主義に忠実な心の強い人なら「私はそうは思いません!」などと反論できて良いでしょう、しかし心優しく協調性を重んじる方はそうはいきません。「そうですね…。」などと不本意にも同調して、本当はオンタイムで目の前に流れてくる寿司をマッハで取りたい派だったのに、泣く泣くタッチパネルからのオーダーで不要な待ち時間を食らう羽目になりトホホ・・・。
回転寿司の魅力はあのApple社も参考にしたという、ランダムに流れてくる寿司、すなわち寿司のシャッフル機能。「アレを食べたい!」などと明確な目的意識も持たずに入店した我々の前にどんどん流れてくるランダム寿司を目で見たその刹那、「食いたいか?」と脳と相談、「まだ食えるか?」と腹と相談の即断即決、「金はあるか?」と財布に相談、決断しないと誰かに食われるぜ!というあの瞬間的なスリルを楽しむものであってしかるべき!という回転寿司原理主義者の皆様に置かれましては、回転寿司の設立当初の理念を全否定するようなタッチパネルを苦々しく見ておいででしょう。
創作メニューを否定する人もいます
我々の中では割とロングラン、回転寿司界のヒット作と言われている「ハンバーグ寿司」などを見て「ふっ」などと鼻で笑われると食べづらくて仕方ありません。回転寿司の魅力はこういう「俺たちの夢」寿司を見境無くガツンと食べることにありますので、これを否定されたんじゃたまりませんがな!そもそも回転寿司で中途半端なホンモノ志向を振りかざしても良いことはなにもありません。寿司界に蔓延する暗黙のルールとか、当然のマナーの様なものから縛られない自由なSUSHI空間こそ、回転寿司であるべきです。
だから、回転寿司は一人で行こう
そういった背景から、他人の目が気になる人にとっては、回転寿司はやはり一人で行ったほうが良いと思います。好きなものを好きなタイミングで、好きなだけ食べるのが回転寿司です。という訳で一人で回転寿司に行くととても楽しいことを本日はわかってもらいたくて、回転寿司チェーンの中で僕が特に好きな「スシロー」を例に、少しだけご紹介をいたします。
好きな寿司を食べよう
当たり前の事を書いてしまいすいません。しかし、世の中には回転寿司で「世間」を気にしすぎるあまり好きな寿司を取れないという人もいるのです。エンガワや鯛、本当に食べたいのでしょうか?エンガワって、言いたいだけじゃないんでしょうか!
僕なら迷いなくこれを取ります。
カロリーがハンパなさそうだし、味が濃そうです。同じ値段を払うなら味の濃いものを食べたほうが得だと思いませんか?これはマネーズを炙ったこと以外、今ではなんだったか全く分かりませんがシャリの上に何らかの身が乗っていてとても旨かったという記憶だけは今でもこの舌、この胸に残っております。最高!
鮮度の無さそうな寿司を食べましょう。
新鮮なだけが正義ではありません。世の中には炊きたてアツアツが苦手だとか、出来立てホカホカはちょっと…という人がいる事を分かってほしいのですが、中でもツナは油がご飯や海苔にしみこんできたあたりが最高なので、3周ぐらい回ってアブラの乗ったツナ軍艦は最高です。つまり寿司は回遊魚なのです。
肉が乗っている寿司は最高です。
理由は肉が乗っているからです。「わざわざ寿司食いに来てるのに肉食うの?ワラ」などという人がいますが、「わざわざ」だなんて、ちょっと寿司リスペクトが過ぎるのではないでしょうか。
コーヒーを頼もう!
いきなりですが、コーヒーを頼みましょう。理由は心が落ち着くからです。コーヒーにはそれっぽく、おしゃれな揚げ物寿司を合わせるのが上級者のたしなみです。
コーヒーを頼むとこのときばかりは店員さんがCafe感を出してくれて、わざわざ持ってきてくれます。残念ながら寿司と一緒に飲むとちょっとダメででしたが、寿司の後には合うはずです。かなりビターの効いたオトコのコーヒーという感じでした!
麺類を頼もう!
寿司が全てではありません。
スシローがなぜか麺類を強化しておりますが、そういうお店のチャレンジには付き合ってあげるのが常連と言うものです。麺類は180円〜360円ととてもリーズナブル。例えば合コンで「俺はスシローに行ったのに寿司を食わずに帰った」なんて言うととってもロックですし、1000%モテます。
こちらはマグロカツラーメンです。
あまり聞かない組み合わせですが、夏のマグロフェアで作りすぎたマグロカツが余ったのでは?なんていう性格の悪い詮索はやめにして、提供されたラーメンに没頭しましょう。このラーメン、ついてくるパウダーによって、味を自分で調整できると言う味の自己責任システム。ここは当然パウダーは全部入れてキメッキメでかきこみましょう。
肉とうどんが食べたくなったら、肉うどんも良いですね。「スシローのうどん」なんて言って、割とうどんはプッシュしています。この肉はどの寿司と兼用なんだろう、などと言う詮索はやめにして提供されたうどんに没頭しましょう。
最後に現れましたのはカレーつけ麺。見て下さい、麺の上にシャリが乗ってますよ!ウケますね!シャリも寿司が乗せてもらえると思ってこの世に生を受けたのに、まさか麺の上に乗るハメになるとは思っても見なかったことと思います。心中お察しのこのシャリは〆にカレーの中に入れるのだそう。付け麺の後、カレーライスとして2度楽しめると言うわけね。
食いかけメシの写真ですいませんが、とりあえず「〆のシャリ」にたどり着きたくてマッハで食べました。〆のシャリは余裕の酢飯。酸っぱさが加わって、さながらラッキョウいらずといった具合でしょうか。めちゃくちゃうまかったです。
まとめ
そういう訳で、スシローは庶民向け回転寿司の鑑、最高なのです。
こうしてみるとスタンダードな寿司はほとんどかすりもせずで、個人プレーに走り好き勝手やってしまった印象。だからこそ回転寿司は自分のペースで、自分の趣味に没頭できる一人入店がおすすめです。回転寿司にも色んなグレードはありますが、寿司は庶民の食べ物、肩肘張らずに本当に食べたいものを食べましょう。
リーズナブルに、自分好みの味、量のおいしい食べ物にありつけると考えるとやはり回転寿司は最高だといわざるを得ません。皆様も是非やってみてください!