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大阪在住。中学生の時はイキって腕に有刺鉄線を巻いておりました。小学生にカツアゲされた経験がございます。
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それで何が怖いかっていうとですね。
普段は道の横にガードレールがあるじゃないですか。だから、雪で滑ってもガードレールにぶつかる程度です。
この日はカードレールの高さ以上に雪が積もっていたので、ちょっと道を逸れてしまったらもうアウト。崖の下までロケットダイブです。
心の中で『スタッドレスタイヤやし絶対大丈夫』と思っていたのですが、最初のカーブでブレーキを踏んだ瞬間タイヤがロックして、ハンドル制御不能になりました。
車はまっすぐ崖に向かって滑っていきます。その先に見えるものは、天国しかありません。
そもそも動物園にゴリラを見に行こうと思っていただけなのに、自分にはやり残した事がいっぱいあるのに、こんな所で絶対人生を終わらせたくない、そう思った私は咄嗟に窓から飛び出し…
山の斜面に生えていた木の枝を握って思いっきり車の向きを変えて、手の力だけでカーブを曲がりきりました。
(上から見るとこんな感じ)
こうして一つ目のカーブを無事曲がりきった後も当然ピンチが続き、カーブが来るたびに右に左に体重移動して、一切ハンドルを使わずに山を滑り降りました。
いま思うとあれは奇跡だったとしか言いようがありません。
みなさまも雪道を車で運転される際はくれぐれも気をつけて、身の安全を第一に考えた上で運転をなさってください。