最新記事 by ケアムーラ (全て見る)
- 2024年、新紙幣!一方そのころ動物パンは・・・【読者投稿】 - 2024年7月10日
- 【胸が熱くなる!】ダサいメタルのCDジャケット特集【令和・最新版】 - 2024年4月30日
- 【2023秋冬】動物パンコレクション - 2023年10月30日
お世話になっております。ケアムーラです。
先日インドカレー屋さんに行ったところ、【500円カレー(ナン又はライス)】というサービスメニューがありました。
これはありがたいとオーダーしました。
ナンの代わりにライスを選んだのですが、
あれっ、なんか、淋しい・・・
ナンだと、もっとお皿のスペースを大きく使うのでしっくりくるんですが、ライスだと余白ができてしまうんですね。
なんか物足りないな・・・ナンにすればよかったな・・・
後日、再度来店。
私は忘れっぽいのでその日の気分でライスを選びました。
しまった!ここはライスにするとなんだか淋しい雰囲気になる店だった!
ナンを選ぶべきだったのに・・・
また後日。
ナンということだ!うっかりまたライスを選んでしまった!
そしてまた次の日も。
ケアムーラは、またしてもそのカレーやさんでライスをえらんでいたのです。
どこかさびしくなるのはわかっているのに、なんでこれをえらんでしまうんだろう。
じぶんのこころがもとめるものを、りかいできませんでした。
ほかのおきゃくさんはナンをちゅうもんしています。ケアムーラもほんとうはナンにしたいのに、けっきょくはライスをちゅうもんしてしまいます。
ライスをちゅうもんしたときの、このよはく・・・なにかほかにのせられそうなものなのに・・・
ケアムーラは、だんだんと、そのよはくがきになってきて、そして、すきになってきました。
あるひ、べつのインドカレーやさんにいってみて、おなじようなサービスメニューをたのみました。わくわくしながらライスをちゅうもんしましたが、でてきたカレーのよはくは、ちいさいものでした。
「ふむ。おなじようなサービスメニューでおなじようにライスをちゅうもんしたのに、けっこうちがうもんだなあ」
「ううん、どうもしっくりこないな。よはくが、ちいさいや」
ケアムーラはふたたびもとのカレーやさんにいってみました。
「これこれ、このよはくだよ」
さいしょはどこかものさみしいとおもったカレーでしたが、ふしぎなことに、こころがあったかくなってきたのです。
「きれいな、しろいおさらだ。もしここにおおきいナンがのっていたら、ぼくはこのおさらのしろさをしらないままだったろう」
「ひょっとしたらこれは、おさらじゃなくて、かがみなのかもしれないな」
「ぶっきょうでいう、しきそくぜくうというやつかな」
「ヒンドゥーきょうとは、げんせでとくをつむと、ライスでしあわせになれるとしんじているらしい。ぼくは、そのしんりにたどりついたのかもしれない」
「ああ、ありがたや、ありがたや・・・」
おわり
皆様からの余白の美を感じるランチの投稿をお待ちしております!!!