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続きです。
【三軒目】
サイゼリヤ 高田馬場東早稲田通り店
二軒目を出てから3分程度。
体感的なエンカウント率としてはドラクエ1のドラキー程度あります。
一度きりの人生。数多の選択肢の中から、自らの意志で、本日三軒目のサイゼリヤへ。
ファミレスへの階段はいつだってワクワクドキドキの冒険島・・・
熟知しているメニューですが、入店前に今一度確認してドアを開きます。
店員さんにエスコートされて奥の方の席へ。
企画の趣旨とは異なるのですが、きわめて寂しい席を発見しました。
食器やドリンクバーの紅茶類を取り放題!
恒例の「難易度の高い間違い探し」をしながら軽く食事をし・・・
来ました来ました。フォッカチオ自体はやや左に位置していますが、ミルクアイスの座標は完膚なきまでに皿の中心。見事としか言いようがありません。他にコメントがあるとすれば、天晴・・・!
同行者の感想
・かつてのインカ帝国では太陽を万物の創造神とし、皇帝は太陽の化身として崇められていたという。このフォッカチオの見事な様相はまさに太陽。私はこれまで無信仰者であったが、今日をもって考えを改めたい。この身を捧げよう、ゼリヤ・インティライミ・・・
・土台が若干寄っていながらもミルクアイスの位置は中央。人生の主題が見え隠れするこの盛り付けは言うなれば世界文学、なかでも散文詩に近いのではないだろうか。中世イタリアより連綿と繋がるその様相は、憚りながらもあえてシナモンボッカチオと表現したい。
ナイフでアイスを切ってミルクアイスのせシナモンフォッカミッキー。
四軒目
サイゼリヤ 高田馬場南諏訪通り店
一旦駅まで戻り、南諏訪通りへ。早々に見えてきました。天にそびえ立つ緑のランドマークが。
盛況ですね!
さあ最後です。入店。
日曜のお昼どき。人類が到達した平和のワンシーンです。
来ました!一見するとややふっくら度が高いようです。フォッカチオ鑑定士として『なんでも鑑定団』への出演経験もある同行者の所見が気になります。
同行者の感想
・一見小ぶりでありながらも、確かな膨らみと凛とした和の美しさに満ち満ちている。かの文豪夏目漱石の名言、「フォッカチオが綺麗ですね」を思い起こさせる。
・私は自分のことを何もできない無価値な人間だと思っていた。しかし本日、この天衣無縫なるフォッカチオを前にし、人は生まれながらにしてその存在を世界に認められているのだと気付き、初めて自分を肯定することができた。サイゼリヤには、お金で買えない価値がある。この素晴らしいシナモンフォッ価値を、あまねく全ての人びとに知らしめたい。
(大団円)
以上、四者四様のミルクアイスのせシナモンフォッカチオを比較鑑賞してまいりました。①軒目から順の写真を並べてみましたが、違いはあれども優劣は無いですね。みんなちがって、みんないい。
同一チェーン店を駆け足で四軒めぐり、同じメニューを注文する。ファミレスに長居すると発生する「だるいテンション」、あれと似て非なる不思議な感覚を味わいました。同行者とは数年ぶりの再会でしたが、この後どこかへ行くでもなく、食事後すぐ解散しましたね・・・ちょっと言葉では表し難い感情の化学反応が生まれました。ぜひ皆様にも味わってみていただきたいと思います。
「はしご酒」ならぬ「はしごサイゼリヤ」、良いですよ。