マメな男のレトルト煮豆レビュー(前編)

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ケアムーラ
東京在住。18平米のワンルームでぬいぐるみと30人暮らし。自分のことは嫌いだけど自分語りは大好き!

みなさんこんにちは。

ケアムーラです。

読書の秋ですが、みなさん読んでますか?『罪と罰』。

今回は、『罪と罰』に出てくる登場人物「マルメラードフ」さんに敬意を表して、

豆のレビューを行いたいと思います。

ちなみにマルメラードフさんは公務員でありながら飲酒癖により失職し、

娘を娼婦にして働かせている、ロシア文学史に燦然と輝くクズです。

クズ諸氏、刮目せよ!レトルト煮豆でЗдравствуйте!

その1

フジッコ おまめさん うぐいす豆 199円

レトルト煮豆といえばこのブランドですよね。

柔らかく、甘い。純粋に美味しい。

適当な和菓子を買うよりずっと良いです。

食べ続けているとエンドウ豆特有の青臭さが気になりますが、

普通は箸休め程度にしか食べないものなので問題無しでしょう。

(私は箸休めではなく、

朝食も兼ねて1パック丸ごと、黙々と粛々と食べましたが・・・)

その2

フジッコ こだわり煮豆 きんとき 168円

金時豆自体の特徴として、芋類に近い食感です。

液体部分のとろみが強いです。使用原材料が還元水飴>砂糖だからでしょうか。

甘さはほどほど。無難なおいしさ、少量パック。常備しても良いかもしれませんね。

食物繊維が多く(金時豆は黒豆の倍以上)、ダイエッターには良いかと思います。

5〜6口で食べきれるこれ1パックで食物繊維3.3グラム(レタス1玉で2.5グラム)。

「ダイエットのためにレトルト煮豆を食べているの」とかアピールすると、

「なんて賢くマメな人なんだ!末永く養うよ!」と求婚されること間違いなしですね!

その3

フジッコ こだわり煮豆 やさい豆 168円

具は大豆、人参、ごぼう、こんにゃく。

かつおだしの風味が強いです。「私、だしです!」ってすごい主張してます。

そして、おかず系にしては甘い・・・いや普通に甘い・・・甘ったるい・・・

野菜の率は多めです。良いと思う人には良いかもしれません。

その4

フジッコ こだわり煮豆 こんぶ豆 168円

一口食べてまず感じる、

こんぶの生臭さと、濁ったようなダシの香りと、不要な甘み。

マッズ〜!こりゃいかんざき!

豆の食感も良くないです。口の中でグチャグチャ潰れてモソッと残る。

こんぶはテロ〜ンと不気味にとろけて、なんかもうサルトルしそう。

(あくまで個人的な感想です)

その5

フジッコ おまめさん とら豆 199円

かつおぶしがまぶしているのではなく、こういう模様です。

虎柄に見えるから虎豆。

いんげん豆の中では最も高級とされ、甘煮に最も良く合うとのこと。

適度に大きく、適度に歯ごたえがあり、まっとうに美味しいです。

豆に詳しいサイトをいくつか見てみましたが、
「豆自体が甘くホクホクしている」「粘りがあっておいしい」「後味がすっきり」「豆臭さが無く甘い風味」「金時と比べ上品な甘さ」「サックリとした歯ごたえが特徴」と、色々な味の表現がありますが・・・まっとうに美味しいです。皮が若干口に残りますが、これはこの柄の雰囲気が出ていて良いですね。

その6

江戸一 金時豆 315円

築地場外に店舗を構える老舗。

最高に美味しいです。もう、言葉はいらない・・・ 箸さえあればいい・・・

その7

江戸一 大豆甘露煮 315円

これも絶対美味しいはず!と思い興奮して購入しましたが、

原材料の「黒酢」の文字を見落としていました・・・

実は私、黒酢が苦手なんですよ・・・

クーロンズ・ゲートは好きなんですが・・・・

4粒くらいしか食べられませんでした・・・

食感はしっかりしていました。

その8

フジッコ おかず畑 ひじきと豆のサラダ 210円

甘い豆が続いたので、ちょっと変化球です。

開封してみると、思いのほか豆比率が高いです。枝豆、大豆、レッドキドニー。

青じそドレッシング味。美味しい・・・!

とにかく枝豆が美味しいです。

モサっとした豆が多い中、この歯ごたえのある枝豆はありがたいです。

その9

フジッコ おかず畑 ごぼうと豆のサラダ 210円

ひじきと豆のサラダが想像以上に美味しかったのでこれも期待したのですが、

「ちょっと待ってください。ここはマヨネーズの沼でしょうか?」

(Wait a minute,please.  Is here a swamp of MAYONNAISE?)

ってくらいにマヨネーズが主張しています。(The assertion of MAYONNAISE)

ねっとりぬらぬらとしたマヨネーズの食感・・・

泥が舌にまとわりつくような・・・

そして豆よりごぼうがメイン。

いや、メインはやはりマヨネーズ・・・

あーマヨネーズ食べたわー、めいいっぱいマヨネーズ食べたわー、と思いました。

その10

北尾商事 大粒大豆五目豆 315円

渋いパッケージですが、結構甘いです。とろっとしています。

その3のフジッコの野菜豆と比べると、若干豆の風味が残っています。若干ですが。

れんこんが入っているのは珍しいです。

細かく砕かれていて、れんこんのとある大きな特徴が消え失せていますが・・・

その11

野村佃煮 京風野菜豆

甘くなく、豆の食感も風味も良く、文句無しに美味しいです。

これだよこれ!こういうのでいいんだよ!

レトルト煮豆は基本的に常温保存なのですが、これは要冷蔵ですね。

砂糖控え目だから常温保存が出来ないのでしょうか・・・

しかしこの甘くなさと引き換えなら喜んで冷蔵庫に入れます。

その12

フジッコ 甘さをひかえたきんとき 168円

甘さ控えめ、というか、薄味ですね・・・

モサモサと食べながら、これまでの人生のつまらない出来事を思い出してしまいます。

本来的に甘い料理は甘いままでいいのに・・・

Manowarのライブで

「耳に悪いから今日はアンプのボリュームを下げて演るぜ!」

といわれても興ざめでしょう・・・

瑣末な目の前の健康(のようなもの)のために

本末転倒に陥ってる良い例かと思われます。

豆はそもそも砂糖分を差し引いても超絶体に良いものですよ。

その13

OKUNOBU 金時豆 97円

大容量で安い!と思ったらチャイニーズ産でした。

裏の成分表示を見ると、意外と添加物は使っていません。

味は・・・普通ですね。皮が厚めですが、これは中国の過酷な大気汚染に対して豆が順応した結果でしょう。

値段の割にまずくないです。

酔ってたらその12のフジッコのきんときと判別が付かないかと思われます。

いまどき酒のつまみに豆食べるかって話ですけど・・・

長くなってきたので前編はここまで!

後編は12月下旬に更新します。

お正月に向け、黒豆レビュー多数の予定です。

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→→→ 後編はこちら

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