【ハイエナズノベル】 平成白濁列伝 汁男優☆CHITU 3

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フェロモン
ネギマ以外で野菜を摂取したことがありません。ホッピー以外で水分を摂取したことがありません。こう見えてすごい資格をもって激務に勤しみ、早朝に気が狂った記事を書いています。これが精神のバランスというものです。
フェロモン

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第一話 https://hyenasclubs.org/?p=6725

第二話 https://hyenasclubs.org/?p=7577

その日僕は不安と期待を胸に、種美さんに呼ばれた場所へ赴いたのでした。
高円寺にあるマンション「ハイツカウパー」ここが今日の撮影場です。
見るからにむさ苦しい素人童貞丸出しのオッサン達がブリーフ一丁で集まっています。

こんなキモい奴等と一緒に精液をかけるのか…
ギャラは5000円とブリーフ、ティッシュは持参という奴隷のような労働条件です。それ労働かよ…と言われたら困りますが人様に顔面とオチンを晒して、いくらなんでもこれは酷すぎます。ティッシュ代も出ないなんて…
人生の底辺に落ちた気分でした。騙された…種美に。あの汁親野郎に騙された!怒りと絶望に呆然としましたが、その気持は次の瞬間一気に興奮へと変わったのです。女優が登場したからです。

生パイオツ…

僕は今までに先日の風俗以外で裸体を生で見たことはありません。生まれて二回目の裸体です。ましてやそれに精液をかけるだなんて…
その憧れに憧れた女体がまさに目の前に…

ギン勃ちでした。

村上春樹風に言うと「やれやれ、僕は勃起した。僕のペニスはひどく勃起した」という感じです。ギンギンのフル勃起です。今すぐにでもブッ放せます。

そんな興奮状態の僕をよそに、ベテランの汁男優達は次々と女優にかけていきます。カメラの位置や照明を把握して、女優が影にならないようなベストアングルでブッカケていきます。さすがプロの汁男優!と感動しましたが、それと同時に僕の心に信じられないある感情が芽生えていたのです。

(雑魚共が…)

少ない、少なすぎる。こんな精液量でプロの汁男優とな?
圧倒的優越感、強者の自信……敗北ばかりだった人生で味わった事の無い勝利の感情…これが勝利の味というものなのでしょう。

みなぎる自信に初挑戦にも関わらず、僕はゆっくりと堂々とした足取りで女優に近づきます。

カメラの位置まで気を使える余裕さえあります。……これが無我の境地というものなのか…

ゥオラー!

ジョッキ一杯分は余裕で出ましたが、汁男優は声だし禁止なのに叫んでしまいました。

ヤバイ!監督の乳 輪輪ノ助(ちちりんりんのすけ)に怒られる!

汁親の種美に殺される!

血の気が引きました。大事な撮影を僕の勘違いした自信とアドリブで台無しにしてしまった!

速攻ジャンピン土下座しよう!そしてそのまま東南アジアに逃げよう!

マーベラッス!!!!!!!!!!!!

ファンタジスッタ!!!!!!!!!!!!!!!

スタンディングオベーションです。拍手と喝采。大歓声に包まれました。

僕の声出しなんて誰も気にしてません。

それを上回る圧倒的射精量の衝撃に誰しもが尊敬の眼差しです。あまりの歓声に気持ちよくなった僕は更にシゴいて二発目をかけました。
これが後に伝説になったスタンディングオベーション中のスタンディングマスターベーションです。

僕が男優膣彦として単体デビューしたキッカケになった伝説のエピソードです。

つづく

普段は真面目に働いている会社員男性が死んだ目で書いてます…