謎の秘境駅訪問家 ”鉄路のひびき”氏を追え!

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赤祖父(赤ソファ)
青ソファ、黄ソファ、赤ソファの三色からなる「徳ソファ」から分離したうちの一人。三人がふたたび一人に戻るとき、大勝利が待っているという。

こんにちは。ハイエナズ鉄道倶楽部 会員No.1の赤ソファと申します。会員は現在1名です。

この世界はそれこそ仄暗い水の底から、という勢いで果てしなくディープな方が多いのであまりデカいことは言えませんが、小生も鉄道をたしなむ程度に好きなほうで、属性としては乗り鉄、特に駅が好きで、主に全国の秘境駅や名駅舎などを巡っています。
そうした駅には、交流や訪問記録を残す目的で有志が設置した「駅ノート」が置かれている場合があります。

うんこちんこなどといった極めて下品な便所の落書きレベルの書き込みから、一部で人気な駅ノート有名人
の書き込みなどもあったりします。ちなみに芸能人が訪れて書き込みをした場合などは結構な確率で盗まれたりもしています……(盗んでどうすんのよ。やめてくださいねそういうの)。

さて、そうした駅ノート界で異彩を放つ有名人がいます。鉄道好きの方なら既にピンときているハズ!そう、乗り鉄の方なら一度はどこかの駅ノートできっと目にしたことがある”鉄路のひびき<日々記>”氏です。彼の超個性的なノートへの書き込みは強烈なインパクトがあり、きっと記憶に残っている方も多いことでしょう。ナニソレという健全な方に補足しますと、彼の特徴は以下のとおりです。

・基本的には反体制寄りな思想
・主張に沿ってるのか関係無いのかよくわからない新聞記事の切り抜きを必ず貼る
・駅ノートの1ページまるまる使ったりする
・しかも書き込み時より10年前の記事などをなぜか持っている
・時折ふつうのことも書く。でも切り抜きは貼る
・全国津々浦々、どこにでも現れている

この時代、何か世に訴えたいことがあるならば、都知事選に出るかインターネットに発信するか、剛力彩芽に賞をあげるかが最も効率的かつ手軽な手段です。そんな中敢えて、一日数人しか訪れない寂れた駅の駅ノートに手書きで主義主張を展開し啓蒙をはかるという超絶的に非効率な活動を続ける氏の動向と目的は謎に包まれています。
ぼくも秘境駅や名物駅に訪れるたびに見かけるので気になっていましたが、せっかくなので集めてみることにしました。今まで見かけてもスルーしてたのがちょっと後悔ですが、しかし記録したものの一部をご紹介したいと思います。

まずは北海道にある、上白滝駅です。列車が1日1往復しか停まらない秘境駅として有名です。

時刻表はこんな感じ。
所在地はこの辺です。

ありました。鉄路のひびき氏です。ページがパリパリなのですぐわかります。

まあこんな感じです。雰囲気は伝わると思います。

次は同じく北海道、美々駅。千歳空港に近く、結構列車は停まる駅なのですが、周囲に人家も店もない駅で秘境のような雰囲気と化しています。

時刻表はこのような感じ。

ここの駅ノートにも…

ありました。モチのロンで反原発。ノーヌークです。

南下しましょう。次は女鹿駅。場所は山形と秋田の県境付近です。

ここもあまり列車は停まりません。
隣駅から結構な距離を歩いてたどり着きました。所在地はこの辺です。

この駅にも駅ノートがありました。

もうパリパリでパッと開くとすぐ見つかります。ジャンプのエロめのマンガのページがクセがついてなんとなく開いてしまうのと同じ原理です。

持参のノリが足りなくなったのでしょうか。色々工夫の跡が垣間見えます。

更に急に南下し、九州・大分県の宗太郎駅です。ぼくはここに列車で来るために、わざわざ延岡に宿泊しました。

かなり訪れにくい列車本数です。
所在地はこちら、大分と宮崎の県境ちかくです。そういうところが秘境駅になりがちなのですね。

ここは駅舎は無いですが待合スペース的なところに駅ノートがありました。

そして駅ノートあるところ、鉄路のひびき(の切り抜き)あり!あんたすげえよ!何者だよ!

しかしこっちは真面目に鉄道で訪れているのに、鉄路のひびき氏がもしフツーに車やバイクで来てたらぼくは泣きますよ。

……いかがだったでしょうか。

前述のように駅ノート自体が失われたりしていることもありますので、現在残っていないものも多々あるでしょう。
氏の書き込みを見かけた方は、是非ハイエナズクラブまでお知らせください。
なおご本人からのご連絡等は間に合ってますです……ぜひ謎のままでいてください!