【ヘボコン】チームハイエナズクラブ 第1回ヘボコン出場レポート! その1

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赤祖父(赤ソファ)
青ソファ、黄ソファ、赤ソファの三色からなる「徳ソファ」から分離したうちの一人。三人がふたたび一人に戻るとき、大勝利が待っているという。

【ヘボコン】チームハイエナズクラブ 第1回ヘボコン出場レポート! その1 | ハイエナズクラブ

デイリーポータルZのイベント、「ヘボコン」にチームハイエナズクラブとして、同じ技術メンバーのmansooon君と一緒に出場してきました。本記事はその出場者としてのレポートとなります。イベント全体のまとめ記事はDPZに出るでしょう……。

※まずは前提知識として、そもそもヘボコンとは?や、ヘボコンのルール、出場マシン一覧等として下記のDPZ公式サイトをご参照ください。

技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)を開催します

技術力の低い人が作ったロボット大集合

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◆ヘボコン出場の経緯

もともと主催の石川さんの個人的な構想としてあった中、当ハイエナズクラブのからあげクンロボに注目されており、早い段階で制作者のmansooon君に話が来ていた。面白そうだが(当初公民館でやるという話だったくらいなので)人が足らないだろう、ということで私も参加することにしたのであった。今回は審査もクソもないただの先着順だったので、特に問題なく参加にこぎつけられた。その後ヘボコン自体があれよあれよと大きい話になっていくのは追々。

◆準備

正式エントリー締め切り日まで脳内試行錯誤。まずは攻撃の要となりそうな、タミヤのギヤボックスを調達。なんとなく子供用のぬいぐるみの顔を付けてみたらそれっぽく動く!なんか感動。

手には自作のカマみたいなのを付けた。  

 それと足回りはダイソーの「プチ電車」シリーズを採用してみる。プラレールのパクリだけど、ちゃんとJR公認商品になっていたりして侮れない。車両ひとつ100円。


そして、同じくダイソーで売っている着せ替え人形「エリーちゃん」の首を乗せた機関車トーマス風マシンで出場することにした。

息子に見せたらギャン泣きされた。幼児虐待ではないですよ……!(でも妻がこっちを超にらんでた)

ちなみにこういうのは当然、設計図とかは書かない。店をブラブラしてインスピレーションと値段で決めるくらいの意気込みで十分だ。他の案としては、外装をPC用マザーボード等を切り出した基板っぽいので囲った糸巻き戦車、というのもあったが、巨大なボディを走らせるゴムの調達が面倒そうなのでやめた。                   DSC00085

ハイエナズクラブCTO(最高技術責任者)のmansooon君にロボット制作のアドバイスを求めたところ、「光らせておけば大体OK」という回答を受け、クリスマス用の電飾を装備。

という感じで、一旦これで正式エントリー完了。名前は「ヘボ201系」とした。

その後、公式サイトで出場マシン一覧が出ると、やたらこの人形系が他の出場者と被っていることがわかったので、差別化のために頭を変えることにした。ヨドバシに行ってみたらかわいいファンシーな子ども用ハブラシが売っていたので、そいつの頭を使うことに。

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全5両編成、レギュレーションが50x50cmなのでギリギリである。なお通常のプチ電車シリーズは、3両編成で中間車両のみにモーターが入っているが、これは2〜4両目にその動力車を無理矢理ハリガネで連結させている。通常の鉄道でも、「重連運転」といって動力車を多数連結させる例があるが、これで相撲ルールにおけるパワーアップを狙った格好だ。

1両目には例のギヤボックスを内蔵させ、エリーちゃんの腕でメカ感を隠すようにした。

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5両目には光らせるための電飾キットの本体を連結。下部にはプチ電車から切り取った車輪を付け、引っ張るかたちにした。余った電飾はガムテープで固定。あとこの露出したモーターは何かというと……

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こんな感じでグルグル回る予定だったのだが、モーターの電源を電飾ボックスから取ると、チカチカの点滅パターンがおかしくなってしまうことが発覚し(モーターの抵抗とかがあるらしいのだが、そんなの知らなかった)、攻撃力には関係ないということで最終的に実装を諦めた。ボンドで付けてしまったので外すことも諦めた。

また、「線路が無いのにどうするの?」というツッコミを多数いただいた。そこも考えはあった、というか思いついた。

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平地走行用スタビライザーを開発し、全車両に装着。これで線路がなくても走ることができる。なんというか、ガムテープは万能であり、全知全能という感じがする。

そしてついに改良型ヘボコン出場用マシン「ヘボ201系・真」が完成。

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これが動かした様子。(YouTube)

こう見ると結構かっこいい!(YouTube)

どこまでいけるかわからないけど、頑張ろう。

◆イベント当日

開催の2014/7/19、『めざましどようび』のコーナーで紹介されるということでTVを見ていた。実は事前に動画を使いたいという確認があり、OKしていたのだった。更に本当は家まで取材に来たいというオファーもあったのだが、仕事の都合でお断りした。もし取材OKしておけばSASUKEの出場者密着ドキュメントのように妻子に勝利を誓う、みたいなシーンがあったのかもしれないが、そういうのはmansooon君に譲ることにした。mansooon君にはミスターSASUKEこと山田勝己のように自宅の庭にヘボコンリングを作って特訓し、ミスターヘボコンを目指して欲しい。ちなみに無職という点はmansooon君と山田勝己とは共通である。

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当日の朝、ヘボコンの特集を見ると自分の「ヘボ201系・真」が紹介されていた。真というのは「仮面ライダー斬月・真」からいただいている。

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上に貼った、試作機を見て息子が泣くvineの動画も使われた。息子も自分の泣き声に「?」と反応している。

そんな感じで息子に健闘を誓い、お台場に向かうのであった……。ちなみに、出発直前に電池を交換しておこうと思ったらどっかの配線が外れたらしく動かなくなり、かなり焦った。(最終的に銅線に対してセロテープ補強した)

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更に念のため修理用具一式(セロテープ、ガムテープ、予備の車両&電池)を紙袋に入れ、運搬。念のため紙袋の中にダンボールでガードを作っておいたが、運搬中に駅でガッと紙袋を後ろから急いでる奴にひっかけられたので、これがなかったら壊れていたかもしれなかった。危なかった。

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会場は東京お台場・カルチャーカルチャー。お台場に来るのはかなり久しぶり。クネックネッしているカップルを横目に一目散に会場入り。

出場者控え室に入るとピリピリした雰囲気だった。それはライバル同士の牽制かと思ったがそうではなく、単に人見知り気味な感じの皆様といった感じだった(だから後に普通に打ち解けていた)。

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更に聞いているだけでもフジテレビ、NHK、朝日新聞、日経新聞、DMM.makeの人が取材に来ていた。さすがに会社バレするのではという感もあるが、悪いことをしてるわけでもないし気にしないことにした。

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ハイエナズクラブからの出場マシン。左はmansooon君のロボ「すきばやし次郎」。

やたらヘボコンに注目しているフジテレビの人に頼まれ、ブツ撮り。

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あんな高そうなカメラや照明で真面目なトーンでこのヘボいマシンを撮影している。どんなギャグだ。

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さらにmansooon君は、いかにも野球選手との結婚を狙ってそうなフジテレビのレポーターのお姉ちゃんからも意気込みはどうスカとかインタビューを受けていた。私も私で、朝日新聞などの記者に話をしたりしていた。なんだこれは。

そして一般観覧の人の入場が始まり、一挙に満席。別に緊張することはなかったけど、単純に凄いなあという感想を抱く。全体の様子などは今後デイリーポータルの公式等で紹介されると思うので割愛する。

◆試合開始

くじ引きで決まった1回戦の対戦相手は、タミヤキットベースのクレーン車。

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有線リモコンあり、クレーンあり、多層キャタピラで安定性抜群の強敵だ。リモコンはやめてくれ……。(泣)

普通にやると普通に負けるので、方法としてはルールにある「移動距離ルール※」で勝つしかない。

(※膠着状態になってから1分間経過した場合、より移動距離の多い方が勝ち)

すなわち、

①相手より先に沢山の距離を動き、

②相手に絡みつき、

③相手の動きを封じた上でタイムアップを待つ、

④これを『爆走兄弟レッツ&ゴー』のミニ四駆よろしく、操作なしの気合いだけで自動でやってくれることを祈る、

という作戦だ。

やるぞ!うぉおおおおーーー!!!(気合いを入れた表情)

そして……いざ試合開始!

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まずは正面から激突!

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正面から当たり、エグるように車体をナナメにしたところで相手にひっかかりギリギリ土俵落ちを免れる!!!

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しかし相手がバックしたらスルッと抜けて場外!当たり前のように敗北!!!

……というわけで、おれの青春が、約15秒で、終わった。

ブツ撮りなどをしてくれていたフジテレビやインタビューをしてくれた朝日新聞も急に一切私には寄りつかなくなった。敗者にはもう用など無いのだ。シビアな現実は、ちっともヘボくない。

……しかしこの後も、観戦者としても素晴らしいロボットと試合ばかりで、3時間があっという間だった。

とても楽しい大会に参加させていただき、本当に良かったと思っている。多分「初回の妙味」というものがあって、強さのサジ加減や組合せ、ルールの雑さと、その空気を読む参加者たち、といったあたりが絶妙に噛み合っていたと感じる。きっと同じようにやっても2回目以降では絶対こうはいかないだろうな、という点が多々あった。

(特にルールそのままだと、空気を読まずガッチリ勝ちに来る人と、極端に笑いを取りに来る人の二極化で白けるリスクが大)

逆に、ある意味ガッチリと味付けをすればTV番組にすらなり得るコンテンツ力もあるのではという可能性も感じている。それが一番ベットリとツバを付けたフジテレビなのか、突如パクリ番組をやる実績に定評のあるTBSかはわからないが……。とにかく、今後もより盛り上がりそうな企画であることは間違いないだろう。主催の石川さんをはじめ、関係各位に感謝をして、レポートの結びとしたい。

◆後日談

マシンを見て泣いた息子(6ヶ月)に再度マシンを見せたみたところ、

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(YouTube)

泣くどころか、ふつうに恐怖を克服してて、そしてマシン壊されました。

赤ちゃんの成長はすごいなあ……。(完)

※次回、mansooon君もレポート予定です。こうご期待!